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2026世界カワウソの日:台湾で伝える保全の必要性!


本日、5月27日はWorld Otter Day(世界カワウソの日)!
カワウソの保全に取り組む国際団体により毎年5月の最終水曜日と定められています。

この日に合わせ、世界各地でカワウソに関するイベントや普及啓発が行なわれます。
今年は、台湾の金門島にて「International Symposium on Otter Conservation(国際カワウソ保全シンポジウム)」が開催されることとなり、台湾現地の方々に向けて講演を行なう機会をいただきました。

台湾・金門島では台湾の固有種である「ユーラシアカワウソ」が唯一現存しています(本島では既に絶滅)。開発や汚染、ロードキルなどが脅威となる中、現地での保全の気運を高めることも目的に開催されました。
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台湾・金門島では台湾の固有種である「ユーラシアカワウソ」が唯一現存しています(本島では既に絶滅)。開発や汚染、ロードキルなどが脅威となる中、現地での保全の気運を高めることも目的に開催されました。

本シンポジウムでは、台湾・韓国・日本の各専門家がカワウソの保全、遺伝研究、地域個体群の現状、ペット利用の課題などについて発表。

24日のイベント当日は、複数社のメディア取材に加え、会場に定員である60名あまりの市民の方々が訪れたほか、オンライン配信ではなんと約2700回の視聴がありました。

イベント当日の様子。現地参加の事前申し込みは、受付からわずか2~3日で定員に達する盛況ぶり。全体で7時間にもおよぶ長丁場ながら最後まで熱心に聞いてくださる方が多く、カワウソの保全に対し高い関心を持つ人々も多くいると感じました。
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イベント当日の様子。現地参加の事前申し込みは、受付からわずか2~3日で定員に達する盛況ぶり。全体で7時間にもおよぶ長丁場ながら最後まで熱心に聞いてくださる方が多く、カワウソの保全に対し高い関心を持つ人々も多くいると感じました。

さまざまなテーマの中で、私は「コツメカワウソのペット利用の課題」について講演を行ないました。

台湾に生息する種とは異なり、東南アジア諸国原産のコツメカワウソは比較的小柄なことや愛らしい風貌から、かつて世界的にペット需要が増加。種の存続に影響を及ぼすとして、2019年にはCITES(ワシントン条約)で国際取引が原則禁止になりました。

さらに台湾では国内法により、コツメカワウソは保全対象の動物に指定され、そのペット飼育は禁止されています。

しかしながら、近年台湾向けのコツメカワウソの密輸が相次いでおり、一番新しいものでは今年の4月に発覚。違法なペット飼育の需要が高まっている可能性があります。

このため、参加者に対しコツメカワウソを取り巻く危機的状況や、野生動物のペット飼育がもたらすリスクを伝え、起こすべきアクションについて呼びかけました。

コツメカワウソはIUCNのレッドリストでVU(危急種)に指定されている絶滅危機種。ペット利用だけではなく、生息地の破壊や汚染なども脅威となっています。
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コツメカワウソはIUCNのレッドリストでVU(危急種)に指定されている絶滅危機種。ペット利用だけではなく、生息地の破壊や汚染なども脅威となっています。

健全な水辺生態系を保つ上で欠かせない存在であるカワウソ。自国の種が環境破壊やロードキルによって数を減らすことはもちろん、ペット需要により他国の種の存続を脅かすこともないようにしなければなりません。

これから先も、カワウソと共に生きていけるよう、
世界中のみなさんと一丸となって課題解決に向け取り組んでいきます。

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自然保護室(野生生物)、TRAFFIC
岡元 友実子

獣医学修士(ソウル大学)/ 学芸員 / IUCN カワウソ専門家グループメンバー
学部から大学院に至るまで、野生動物について専門的に学ぶ。修了後、上野動物園など日本および台湾での動物園勤務を経て、2021年WWFジャパン入局。現在はペットプロジェクトに関連した業界変容を担当。

学生時代に海外で野生のカワウソを見たことをきっかけに、大のカワウソ好きに。「二ホンカワウソ絶滅」の悲劇を二度と起こしてはならない!の決意を胸に日々野生動物保全のため奮闘中。特技は語学(英語・中国語・韓国語)。

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環境保全団体です。

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