© Days Edge Productions / WWF-US

世界ワニの日:ジャガーとの意外なつながり!?


本日、6月17日は世界ワニの日。

ワニ類の保全について世界的関心を高めることを目的として、専門家や中米の動物園によって2017年に制定されました。

一口でワニといっても、世界には20種類以上が生息!

そのうちイリエワニは体長が5m以上に達することもあり、現生爬虫類の中で最大です。

イリエワニ(Crocodylus porosus)
© Martin Harvey / WWF

イリエワニ(Crocodylus porosus)

さて、こうしたワニたちにおなじみのイメージといえば、「強い捕食者!」ではないでしょうか?

水上に光る大きな目、がばっと開く大きな口、そしてびっしり生えた鋭い歯―

必ずしも大型の獲物を狙うわけではなく、種(しゅ)によっては昆虫や魚をメインに捕食をしていますが、こうした生まれ持ってのハンタースキルを活かして水辺生態系の上位に君臨しています。

しかし、ワニといえども常に捕食する側ではなく、時には食べられることも!

特に、WWFが保全活動を進める南米のジャガーは、メガネカイマンなどカイマン類をよく捕食することで知られており、ジャガーにとってワニは重要な獲物の一つです。

メガネカイマン(Caiman crocodilus)
© WWF-US/Luis Bernardo Cano

メガネカイマン(Caiman crocodilus)

一方で、近年はこうしたカイマン類にも、生息地の破壊や金の採掘による汚染、皮や肉を目的とした密猟などの人間の活動が脅威を与えています。

ジャガーが生きていくには獲物となる動物、ひいてはそれらの動物たちがくらすために必要な植物、土壌、川や海など、生態系すべてが適切に保たれている必要があります。

このため、わたしたちの保全活動では、「ジャガー」を象徴種としながら、その生息環境そのものを守るべく、生息状況の調査やあつれき回避のための地元住民との対話、政府への提言などのさまざまな取り組みを行っています。

これからも活動を進めていくために、引き続きみなさまの応援をお願いします!

地球全体の熱帯林の約半分を占め、大量の二酸化炭素を吸収する役割から「地球の肺」とも呼ばれる南米アマゾンに生息するジャガー(Panthera onca)。ジャガーやその生息環境を守ることは、地球全体にとっても大きな意味を持ちます。
© Aline Santana da Hora / WWF-Brazil

地球全体の熱帯林の約半分を占め、大量の二酸化炭素を吸収する役割から「地球の肺」とも呼ばれる南米アマゾンに生息するジャガー(Panthera onca)。ジャガーやその生息環境を守ることは、地球全体にとっても大きな意味を持ちます。

ジャガーの画像

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自然保護室(野生生物)、TRAFFIC
岡元 友実子

獣医学修士(ソウル大学)/ 学芸員 / IUCN カワウソ専門家グループメンバー
学部から大学院に至るまで、野生動物について専門的に学ぶ。修了後、上野動物園など日本および台湾での動物園勤務を経て、2021年WWFジャパン入局。現在はペットプロジェクトに関連した業界変容を担当。

学生時代に海外で野生のカワウソを見たことをきっかけに、大のカワウソ好きに。「二ホンカワウソ絶滅」の悲劇を二度と起こしてはならない!の決意を胸に日々野生動物保全のため奮闘中。特技は語学(英語・中国語・韓国語)。

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