【イベント報告】札幌市円山動物園のSDGzooイベントに参画!
2026/08/31
- この記事のポイント
- 2026年7月に、北海道札幌市の円山動物園にて開催された毎日新聞社主催のSDGzooイベントに、WWFジャパンのスタッフが登壇。海の環境問題と消費者にできることについて講演を行ないました。また園内ではブースも出展。海洋問題と、気候変動問題をそれぞれ担当するスタッフと、動物園の飼育員の方による3人のトークセッションも行ない、気候変動の問題と、それに動物園がどのように向き合っているのか、ご来場の皆さまにお話ししました。
札幌市円山動物園でイベントSDGzooにスタッフが登壇
2026年7月25日、26日の二日間にわたり、北海道札幌市にある円山動物園にて開催された毎日新聞社主催のSDGzooイベントに、WWFジャパン海洋水産グループの滝本麻耶が登壇し、会場には多くの来場者が押し寄せました。
講演では、生物多様性の基礎から、気候変動によって影響を受ける海洋環境や資源の変化、漁業やIUU漁業の影響、そして、消費者一人ひとりができることを紹介。
特に消費者が選択する意味と、その目印となるMSC認証やASC認証についても解説し、参加者の皆さんは盛りだくさんな内容に耳を熱心に傾けていました。

講演に熱心に耳を傾ける参加者
園内の施設ではWWFジャパンもブースを出展。訪れる人々に活動を説明しました。
こちらのブースでは、WWFスタッフが地球温暖化を食い止めるために必要な再生可能エネルギーについて説明。
さらに、持続可能な漁業・養殖業の目印であるMSC認証、ASC認証のラベル付きの国内外の商品パッケージを展示し、なぜそのような認証制度が大切なのかを、来場者にわかりやすく説明しました。
小学生たちは、「このマーク、見たことある!」などと楽しそうに実際のパッケージを手に取り、大人たちは、「このマークは見たことがあるが、何のマークなのかは知らなかった。今日、説明を聞いて、初めて知ることができた」と驚いた様子で感想を述べていました。
動物園の飼育員の方とのトークセッションも実施
また、特別イベントとして、円山動物園の飼育員の方とWWFジャパンで海洋保全と気候変動問題をそれぞれ担当するスタッフによる、「3人トークセッション」も実施。
特に、飼育員の方からは、普段聞けない飼育の裏側や、動物園が受けている温暖化の影響、入手できるエサの変遷や、エサや水、施設内のエアコンなどの飼育管理費の高騰の問題などについてお話しいただきました。

飼育員さんとのトークセッション
展示ブースでは、WWFジャパンの環境保全活動を伝える展示に加え、活動の支えとなる皆様のご支援が欠かせないことなどを説明しました。
今回、支援の一環として特別に500円を募金することでガチャガチャが回せる「WWFガチャガチャ募金」を設置。
これが大盛況を博し、多くのお客様からご支援をいただいたほか、その場でWWFのマンスリーサポーターとしてご入会くださった方もいらっしゃいました。
ご支援くださった皆さまに、この場を借りて、心より感謝申し上げます。

動物クリップやバッグなどが当たる募金ガチャガチャ
トークセッション対談録
WWFジャパン:ここ最近は、温暖化の影響などでとても暑いですが、どうですか?
飼育員:今、気温が暑くなっていて、特に寒い地方の動物たちにとっては、大変な季節になっていると思います。
WWFジャパン:飼育員としても、温暖化の影響は感じますか?
飼育員:作業が屋外のことが多いため、動物の世話以外に暑熱順化など熱中症対策をしっかりとしなければならず、大変です。
WWFジャパン:飼育にかかる冷暖房や水などといった費用が高騰していると思います。動物園ではどうですか?
飼育員:特に寒い場所に住む動物の屋内の寝室では、夏場は常時クーラーを使用しているので、電気をたくさん使います。(注:動物園では、環境に配慮して、園で使用する電気を再生可能エネルギーに変えたそうです!)
WWFジャパン:温暖化による海の変化によって漁獲される魚が変化してきていますが、動物に与えるエサに変化はありますか?
飼育員:変わってきています。特に、私の担当している動物でいうと、アザラシに与えているエサの魚が小ホッケ・オオナゴからアジに変わりました。アジはぜいご(尾のあたりにある硬いうろこ)があるため、なかなか食いつきが悪くて困ってます。
WWFジャパン:エサ代や飼育費用がかさんで大変だと思います。動物園では寄付を受け付けていますか?
飼育員:はい、受け付けています。また、ご自身で育てた野菜を寄付してくださる方もいて、大変助かっています。
WWFジャパン:飼育員としての思いを一言、お願いします。
飼育員:動物園は、動物たちができるだけ自然な状態でいる姿をみなさまにお見せして、動物を知ってもらう施設です。この動物たちが、少しでも生活しやすい環境を残してあげたいです。



