「スクール・メキシコ2010」勉強会の概要 および資料


気候変動新枠組み交渉合意に向けたシリーズ勉強会

WWFジャパンでは2008年8月から、地球温暖化の防止にかかわる一連の国連会議をテーマにしたメディア向けの勉強会を開催してきました。これは、経済、政治、技術論にわたって複雑化する温暖化の国際交渉において、最も重要な論点を整理し、解説するものです。

これまでの勉強会の概要 および資料

こちらのサイトでは、勉強会で使用している資料を公開しています。

国際交渉の内容は日に日に更改されていきますので、同じ内容につきましては、常に最新の情報をご確認ください。

「スクール・メキシコ2010」勉強会の概要 および資料

2010年度に開講していた、スクールメキシコの資料は、こちらです。

第10回:カンクンCOP16会議報告

メキシコのカンクンで開催された第16回気候変動枠組条約締約国会議(COP16)、および第6回京都議定書締約国会議(COP/MOP6)の内容と成果を報告します。
海外のメディアや、多くの国際環境NGOが指摘するとおり、カンクン会議は、その内容が高く評価される会議となりました。なかなか交渉が進展しないことが常態化している温暖化の国際交渉において、過去5年間でもっとも進展のあった会議となったからです。
事実、「COP16」は、2011年末に南アフリカのダーバンで開催される次期会議(COP17)への展望を拓く、重要なステップとしての役割を果たし、破綻しかけていた国際間の協調を呼び戻す大きな力となりました。2011年のダーバンにおけるCOP17において、次の枠組み合意を果たすためには、数多くの宿題も残されています。

■参考資料

第9回:メキシコ・カンクンCOP16を前にポイントまとめ

いよいよ気候変動枠組条約第16回締約国会議(COP16)および第6回京都議定書会議が、メキシコ・カンクン で、2010年11月29日から12月10日の日程で開催されます。2009年のコペンハーゲン会議の混乱から、2010年には次期枠組みの合意達成は困難と見られ、焦点は2011年の南アフリカCOP17に移っています。しかし京都議定書第一約束期間は2012年までで、もう時間はありません。メキシコ会議で何が進展すれば、合意形成に寄与するのか、世界が疑心暗鬼の中でも知恵を絞っています。より混沌として見える気候変動の国際交渉、今の時点で手に入る最新情報を集めて、日本の視点でお伝えします。 AWGKPとAWGLCAのシナリオノートやテキストを使って、WWFの小西、山岸より会議の行方をお伝えし、特に日本で関心の高い「京都議定書の行方」について気候ネットワークの平田仁子氏より講義していただきました。

■配布資料 (PDF形式)

第7回:中国天津AWG会合の前に重要ポイントまとめ &
生物多様性COP10を前にREDDパートナーシップの基礎と見所

2010年の1年間に開催される、国連の気候変動に関する国際会議は、全部で5回あります。その第4回目にあたる会合が、10月4日から9日にかけて開催され、国連の気候変動会議上始めて、中国がホスト国になりました。この中国天津でのAWG会合、中国がホストするその真意は? また遅々として進まない国際交渉がどうなっていくのか? 重要ポイントを気候ネットワークの平田仁子氏が解説します。
また、気候変動は切っても切れない関係にある生物多様性についても、今回はお話をいただきました。2010年10月に名古屋で開催される生物多様性条約会議(COP10)の後半、10月25日、26日の両日に開催された、日本政府の主催による、森林減少に関するパートナーシップ「REDDパートナーシップ」。このREDD(森林減少防止)は、メキシコ・カンクンCOP16会議において、数少ない合意が近い論点とも言われています。REDDの基礎をおさらいした上で、REDDパートナーシップの見所を、RAN(RAINFOREST ACTION NETWORK)の川上豊幸氏に解説いただきました。

■配布資料 (PDF形式)

第6回:8月ボン3rd会議(AWGs)報告会

国連気候変動枠組条約の事務局がおかれているドイツ・ボンで、2010年度第3回目の国連の気候変動に関する会議が、8月2日から6日まで開催されました。会議に参加した龍谷大学の高村ゆかり先生と、WWFジャパンの山岸尚之が会議報告を行ないました。 温暖化に関する国際交渉が混沌とする中、京都議定書が2012年をもって終了すると思っているい方が多いかもしれませんが、京都議定書の「第一約束期間」終了後の2013年以降も、京都議定書そのものは存続します。2013年以降、京都議定書がどのような扱いになるのか、2013年以降、京都議定書がどのような扱いになるのか、そして、新しい条約はどのような形になるのかといった点は、現在の交渉でも重要な論点の一部です。日本における国際法の第一人者である研究者、龍谷大学の高村ゆかり先生が、法的な論点整理も含めて解説しています。

■配布資料 (PDF形式)

第5回:国境調整の可能性について

国際交渉の不透明感から、2010年のカンクン会議(COP16)では部分的な合意に留まり、最終的な合意は2011年の南アフリカ会議(COP17)になるのではという観測が強まっています。そうした中で、「国境調整」という考え方がクローズアップされてきました。国境調整とは、例えばCO2規制のない国からの輸入品に税を課すことによって、企業の国際競争力に配慮するような試みです。そこで、その仕組みと導入の可能性、WTOとの関連などについて、財務省の「環境と関税政策に関する研究会」委員である京都大学の諸富徹教授に解説していただきました。また、8月に開催された、国連の気候変動に関する中間会合(ボン3AWG)のポイントについて、同会合に参加するWWF山岸より解説しました。

■配布資料 (PDF形式)

■配布資料 (PDF形式)

第4回:ボン会議(SB32)報告会

大きな注目を浴びたコペンハーゲン会議から半年が過ぎ、国連気候変動枠組条約の事務局がおかれているドイツ・ボンで京都議定書以降の時期枠組みの合意に向けた国際交渉が再開されました。2010年5月31日から6月11日まで開催されていたボン会議では、何が話し合われ、世界は気候変動問題にどう向き合おうとしているか?ボン会議に参加した気候ネットワークの平田仁子さんと、WWF小西雅子が、今後の世界の政治と経済を動かしていく気候変動の国際交渉会議のポイントを解説します。あわせて、12月に開催されるカンクン会議(COP16)での合意に至るためには何が求められているのかも考察しています。

■配布資料 (PDF形式)

 

第3回:ボンSB32を前に、資金メカニズムと鳩山イニシアティブのまとめ

気候変動枠組条約の第32回補助機関会合(SB32)が、2010年5月31日から6月11日まで、ドイツ・ボンで開催されます。この中では、2010年末にメキシコ・カンクンで開催される第16回気候変動枠組条約(COP16)へ向けたロードマップが明らかにされる予定です。弱い政治合意にとどまったコペンハーゲン合意を、いかに京都議定書に続く、野心的な次期枠組みに積み上げていくかが問われる今後、その道筋を示していくことは大変重要なステップです。
WWFジャパンからこの会議に参加する小西雅子が会議のポイントを解説しました。

■配布資料 (PDF形式)

第2回:コペンハーゲン合意後の国際交渉のまとめと今後の予定 & 途上国におけるCDMの発展型・セクトラル・メカニズムの課題

第2回のスクール・メキシコは、4月9日から11日にボンで開催される、気候変動に関する国連会議の第一回目会合会議を前に、コペンハーゲンから今に至るまでの国際交渉の動きと、2010年の今後の予定を、WWFジャパンの小西雅子がまとめました。
また、途上国におけるCDMの発展型として期待されるセクトラル・メカニズムの課題について、WWFジャパンの山岸尚之がじっくり解説しました。

■配布資料 (PDF形式)

第1回:1月31日に主要な締約国の目標が揃ったコペンハーゲン合意の意味を探る

「採択」ではなく「留意」に留まった「コペンハーゲン合意」。先進国、途上国(そして途上国間の立場の違いの鮮明化)の根深い対立で、非常に弱められながらも、ぎりぎりのところで決裂を免れた会議で生まれた「コペンハーゲン合意」に、1月31日までに55カ国が約束どおり各国の削減目標を提出しました。その意味を探りながら、2010年のメキシコ会議に向けた展望を、龍谷大学の高村ゆかり先生が解説してくださいました。コペンハーゲン合意に対する評価は様々に割れていますが、今現実的にとりうるベストな選択肢は何なのか、高村先生のお考えは非常に参考になります。

■配布資料 (PDF形式)

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