2020年「世界野生生物の日」に一緒に考えてみませんか


日本では雛祭りの明日3月3日は、「世界野生生物の日」です。
1973年のこの日、野生生物の国際取引を規制する「ワシントン条約」が署名されたことにちなみ、2013年に国連総会で定められました。

今年のテーマは”Sustaining all life on Earth”。
人も野生生物も、地球上のすべての生きものが存在し続けられる未来を目指そうと呼びかけています。

この日に改めて考えたいのは、野生生物の危機的な状況と、人と野生生物との関わりについて、です。

持続可能でない人間活動の影響で地球上から消えていこうとしている絶滅危惧種をまもるため、早急の対策が求められています。
世界で絶滅のおそれのある野生生物の種数は毎年増え続け、遂に3万種を超えました(2019年12月発表のIUCNレッドリストで30,178種)。
この中には、トラやサイと同じ最高ランクの危機度にカテゴライズされた、日本に生息する淡水魚や南西諸島の爬虫類なども含まれています。

また、新型コロナウィルスが猛威をふるう中、今一度見直したいのが、人と野生生物の関わり方です。
感染源として、中国の市場で取引されていたコウモリやセンザンコウ等の野生生物の可能性が指摘され、野生生物の不用意な利用が、多くの人命に関わるリスクがあることが顕在化しています。
新たな感染の脅威をなくしていくためには、食用のみならず薬用やペット利用を含む野生生物との関わりを見直すことが必要です。

© naturepl.com / Roland Seitre / WWF

「世界野生生物の日」に、野生生物とどう関わり、まもっていくか、私たちができることを一緒に考えてみませんか。

<お知らせ>
明日のWWFジャパン・オリジナルラジオ番組では「世界野生生物の日」に関連するお話をします。
放送日時:2020年3月3日(火)18時から19時まで
番組:FMひがしくるめ「One Planet Lifestyle~地球をもっと好きになる1時間~」

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森林・野生保護室 野生生物グループ
小田 倫子

弁護士として10年間稼働後、家族の転勤に伴い沖縄県名護市に居住したことを契機に、自然保護の仕事を志し大学で保全生態学を専攻、2013年WWF入局。法人パートナーシップ担当として生物多様性保全・気候危機対策に関する企業との協働プロジェクトの提案・実施業務を担当後、野生生物グループに異動、今は国内希少種を保全するフィールドプロジェクトを担当。
学士(法学・農学 東京大学)
法学修士(カリフォルニア大学バークレー校)

国内希少種の宝庫である南西諸島で主に活動しています。フィールドで生き物に出会い、その美しさ・不思議さを仲間と分かち合える瞬間が至福の時。趣味は里山散策と水生生物の観察。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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