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小学生と一緒に考えた“カカオの未来”


こんにちは、森林グループの溝口です。

「チョコレートに使われているカカオってどこから来ているの?」そんな素朴な疑問からスタートするワークショップ「みんなで守るチョコレートの未来」を、3月7日(土)港区立みなと科学館「みなとサイエンスフェスタ2026~暮らしにサイエンス!発見は足元に~」にて実施しました。当日、会場にはご応募くださった、1年生から6年生までの小学生と保護者、28名の皆様と一緒にカカオと森の関係について学びました。

日本が輸入するカカオ豆の7割以上はガーナ産。そのガーナを訪れた際に購入してきたシャツと、カカオの実をモチーフにしたネックレスを身に付けて登壇。
© WWF-Japan

日本が輸入するカカオ豆の7割以上はガーナ産。そのガーナを訪れた際に購入してきたシャツと、カカオの実をモチーフにしたネックレスを身に付けて登壇。

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ワークショップでは、クイズを通して、チョコレートがどのように森や気候変動とつながっているのかを参加者の皆さんと一緒に学びました。

冒頭「皆さん、チョコレートは好きですか?」と質問したところ、会場からは「はーい!」と元気な声と沢山の手が挙がりました。そして、「カカオがどこから来ているか知っているかな?」の問いには、「コートジボワール!」「ガーナ!」と勢いよく声があがり、参加くださった皆さんの関心度の高さを感じました。

「いま、森林は世界で、1分間にサッカーコート何面分減っているでしょうか?」の質問には、「10面分?」「うーん、5面分!」「20面分・・かなぁ」と迷う声が。「正解は22面分です」と言うと、「え!」「そうなんだ」など驚きの声も。

最終問題は「いろんな木といっしょにカカオを育てることをなんという?」には「アグロフォレストリー」と全員が正解!カカオが日陰を好むこと、森林破壊が世界で進んでいること、チョコレートが私たちの手に届くまでに沢山の人が関わっていることを学びました。

アンケートでは、普段の暮らしで私たちができることとして、「たくさんの人にまずはカカオの問題を知ってもらう」や「環境にいいチョコレートを見つける」といったコメントが寄せられました。また、ワークショップ中に、熱心にメモを取ってくださっている方々もおられ、私たち一人一人の小さなアクションが、大きな動きに繋がっていくはずだと実感した1時間でした。

会場では、東京都立千早高校の生徒さんが描いてくださったWWFのポスターも展示。同校には、WWFジャパンのスタッフが講師として授業に参加し、2年生の「ソーシャルビジネス基礎」の授業内で、森林保全活動や持続可能な生産と消費などについてお話する機会をいただいています。「さすが高校生のお兄さんお姉さん!」と科学館の方も、参加者の皆さんもポスターのクオリティの高さに見入っておられ、ポスターからもWWFの活動を知っていただく機会となりました。千早高校の皆さん、ありがとうございました!

東京都立千早高校「ソーシャルビジネス基礎」の授業で生徒の皆さんが描いてくださったWWFのポスター
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東京都立千早高校「ソーシャルビジネス基礎」の授業で生徒の皆さんが描いてくださったWWFのポスター

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自然保護室(森林グループ)
溝口 拓朗

農学博士。大学卒業後、新卒で種苗メーカーに就職し葉根菜類の種子生産業務を経験。その後、大学で東南アジアの種多様性保全や国内林業における生態系サービスを考慮した施業方法について研究したのち、2024年にWWFジャパン入局。現在は、ガーナでの森林保全やカカオに関わる国内企業の行動変容に関する業務に従事。

リオデジャネイロ宣言がなされた年に生を受け、自然豊かな土地で育ちました。生活の中で日々享受している自然の恵みは、失って初めてその重要性を実感することが多いです。「足るを知る」。目の前に豊かな自然があるのは当たり前ではありません。一人一人の行動・選択がネイチャーポジティブな未来につながるよう尽力していきます。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
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