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都立高校にて「ソーシャルビジネス」の授業に参加


2025年10月、東京都立千早高校の授業に参加する機会をいただきました。科目は2年生が対象の「ソーシャルビジネス基礎」で、今年で3年目となります。WWFも参加する連続講座で、約30名の生徒さんたちが、グローバルな視野で持続可能な社会の構築についてビジネスだけではない様々な側面から学んでいます。

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連続講座の初回では、まずWWFからのインプットとして、インドネシアのWWFでスマトラ島でのプロジェクトを担当するスタッフから英語のプレゼンテーションをオンラインで実施。WWFインドネシアの歴史やインドネシアの豊かな自然、そして今直面している課題、現地での取り組みなどについて紹介しました。海外のスタッフと日本の高校生をつなぐオンライン授業というあまりないシチュエーションに私たちWWFジャパンのスタッフもドキドキでした。

インドネシアスマトラ島

インドネシアスマトラ島

現地で実施している環境教育の授業より
© WWF Indonesia

現地で実施している環境教育の授業より

この連続講座では、この後もWWFインドネシアとオンラインでつないでの質疑や意見交換、そして生徒さんたちによるポスター制作、ソーシャルビジネスのプロジェクト考案とプレゼンテーションなど沢山の主体的な学びの機会を先生が予定して下さっていて、今年も皆さんの発表を聞くのが今から楽しみです。

人々の生活を支えてきた豊かな森林や川の恵み

人々の生活を支えてきた豊かな森林や川の恵み

ページ上部のポスター画像は昨年の授業の時のもので、プロジェクト考案にあたっては、身近な問題や日常生活のちょっとした気付きから生まれるアイディアなど、よく考えられた社会課題解決のための案が出されました。「どうしたら今この世界にある様々な課題を解決して、少しでも良くすることに貢献できるのか」、決して簡単ではなく私たちWWFも日々試行錯誤ですが、これからの社会を担っていく皆さんの姿に大いなる刺激を受けています。

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自然保護室(森林グループ所兼 マーケットグループ長)
古澤 千明

大学卒業後、民間金融企業での勤務を経てWWFジャパンに入局。2010年より主に東南アジアの森林保全プロジェクトを担当。インドネシアやメコン地域などのWWFオフィスとも連携しながら、森林減少の要因となっている農林産物の生産について、関係企業に生産現場の課題を伝えたり、調達改善のための支援に取り組む。2021年からは、マーケットグループ長も兼任し、森林保全の枠を越えて企業のサステナビリティの向上に努める。

幼いころから自然や生き物への興味はありましたが、WWFとの出会いは偶然でした。自然科学や生物のスペシャリストではない自分だからこそ、得られる理解・賛同もあると信じつつ、そうは言っても日々勉強です。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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