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日本最南端のラムサール条約湿地「名蔵アンパル」をまもろう


沖縄県・八重山諸島の石垣島には、日本最南端のラムサール条約湿地があります。名蔵湾に面した「名蔵アンパル」です。

ここには豊かなマングローブ林が広がり、多種多様な生きもの達に出会うことができます。潮が引くと一斉に顔を見せるのは、姿・形も様々なカニカニカニ。

名蔵アンパルで見られるミナミコメツキガニの群れ。国際的な湿地保全条約であるラムサール条約の登録湿地には、多くの生物が息づいています。
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名蔵アンパルで見られるミナミコメツキガニの群れ。国際的な湿地保全条約であるラムサール条約の登録湿地には、多くの生物が息づいています。

名蔵アンパルでは、長年にわたり、観察会が開催され、自然や生き物を学ぶ貴重な場になってきました。地元に伝わる古謡「あんぱるぬゆんた」は、マングローブのカニ達が次々に登場する楽しい仕事歌で、今も石垣島の子ども達に歌い継がれています。

名蔵アンパルで開催された観察会の様子。子どもたちが自然や生き物と触れ合う貴重な場になっています。
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名蔵アンパルで開催された観察会の様子。子どもたちが自然や生き物と触れ合う貴重な場になっています。

石垣島・名蔵地方に伝わる古謡「あんぱるぬゆんた」(「ゆんた」は仕事歌を指します)。復刻版の絵本はこちらから注文できます:発行・我がやいまの自然環境を考える会&発売元・沖縄タイムス社運営ウェブ注文受付ページhttps://x.gd/ZFOfe

石垣島・名蔵地方に伝わる古謡「あんぱるぬゆんた」(「ゆんた」は仕事歌を指します)。

復刻版の絵本はこちらから注文できます:発行・我がーやいまの自然環境を考える会&発売元・沖縄タイムス社運営ウェブ注文受付ページ

この名蔵アンパルや名蔵湾の上流域で、大規模なゴルフリゾート開発が計画されています。貴重な自然環境や野生生物への影響が強く懸念されることから、WWFでは、地元団体や日本野鳥の会など合計11団体連名で、沖縄県・石垣市等に対し要請を行ないました:
「(仮称)石垣リゾート&コミュニティ計画」に関する要請書

一緒に要請を行なった、アンパルの自然を守る会と我がーやいまの自然環境を考える会では、この開発計画に対するオンライン署名活動も実施中。
※当初は締め切りを1月31日にしていましたが、延長しました。

ご賛同頂ける方はぜひご参加ください。

▼詳しくは、「アンパルの自然を守る会」公式Twitterをご覧ください:https://twitter.com/save_amparu
※上記Twitter のプロフィールで紹介されているChange.orgのサイトから署名を送信すると、自動的にChange.org運営会社への寄付をお願いする画面が表示されますが、これは任意です。署名のみ行うことも可能ですので、ご了承ください。

石垣島の貴重な自然をまもる活動に多くの方に関心を持って頂き、参加の輪が島内外で広がることを心から願っています。

(野生生物グループ 小田倫子)

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自然保護室(野生生物)
小田 倫子

弁護士として10年間稼働後、家族の転勤に伴い沖縄県名護市に居住したことを契機に、自然保護の仕事を志し大学で保全生態学を専攻、2013年WWF入局。法人パートナーシップ担当として生物多様性保全・気候危機対策に関する企業との協働プロジェクトの提案・実施業務を担当後、野生生物グループに異動、今は国内希少種を保全するフィールドプロジェクトを担当。
学士(法学・農学 東京大学)
法学修士(カリフォルニア大学バークレー校)

国内希少種の宝庫である南西諸島で主に活動しています。フィールドで生き物に出会い、その美しさ・不思議さを仲間と分かち合える瞬間が至福の時。趣味は里山散策と水生生物の観察。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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