©WWF Japan

森と海をまもるコインラインドリーが誕生!


「クリーニング店として必ず洗剤を使うが、その洗剤が水を汚し、その水が海を汚しているのではないか。そのことに気づいて、できるだけ海を汚さない洗剤を開発した。地球規模で水を浄化しているのは森。だから森も守らないといけない」

こう熱く語るのは、今回日本で初めて、「森を守るマーク」であるFSC®プロジェクト認証を取得したコインランドリー、「森と海をまもるコインランドリー」を運営する株式会社カチガワランドリーの東本社長。

そのコインランドリーの完成と、FSC®認証の取得を記念した式典にご招待を頂き、参加させて頂きました。

内装にもFSC®の木材が使われている店内で、海を守る洗剤の特徴を語る東本社長。油汚れを細かく分解できるこの洗剤を扱う、Save the Ocean株式会社の代表もされています。
©WWF Japan

内装にもFSC®の木材が使われている店内で、海を守る洗剤の特徴を語る東本社長。油汚れを細かく分解できるこの洗剤を扱う、Save the Ocean株式会社の代表もされています。

訪れたのは、愛知県 春日井市。

式典当日は日差しが強く暑い日でしたが、出来上がった建物の中は新しい木材の優しい香りが漂い、空気も少しひんやりと感じられ、まるで自然派カフェにでも入ったかのような、居心地の良さ。参加者一同、癒されました。

愛知県春日井市の、森と海をまもるコインランドリー。この建設を手掛けたのは、FSC®の国産材を使った住宅や店舗などを手掛ける愛知県一宮市の工務店、株式会社エコ建築考房です。
©エコ建築考房

愛知県春日井市の、森と海をまもるコインランドリー。この建設を手掛けたのは、FSC®の国産材を使った住宅や店舗などを手掛ける愛知県一宮市の工務店、株式会社エコ建築考房です。

また、認証式の翌日には、コインランドリーの建物に使われた木材の産地である岐阜県 東白川村を訪問。植林体験にも参加させて頂きました。(詳しい様子は文末のリンク先から!)

室町時代から続く木材の産地、岐阜県東白川村の山林。2003年以降、村内ほとんどの森がFSC®認証を取得しています。
©WWF Japan

室町時代から続く木材の産地、岐阜県東白川村の山林。2003年以降、村内ほとんどの森がFSC®認証を取得しています。

この植林にはSave the Ocean社の社員の方も複数参加され、東本社長の想いをより深く理解する、とてもよい機会になったようでした。

企業にとって、地球環境への配慮は、今やビジネスに欠かせない大事な要素の一環になりつつあります。

そうした視点と、自然への想いを大事にしながら、先駆的な取り組みを志向されている方々の姿勢に、胸を打たれた2日間でした。

私たちとしても、このような努力と熱意を、もっと多くの人に伝えていきたい!と思います。

森林グループ:中溝 葵

植林を待つスギの苗。50年育って立派な材木になるのか、はたまた間伐の対象となってしまうのか?!
©WWF Japan

植林を待つスギの苗。50年育って立派な材木になるのか、はたまた間伐の対象となってしまうのか?!

この記事をシェアする

自然保護室(森林)
中溝 葵

学士(国際関係学・筑波大)
新卒で入社した総合商社では鉄鋼業界とエネルギー業界の間に従事。企業が収益と環境保全の両方を追求する、サステナブルなビジネスという概念に強く共感し、事業活動の脱炭素化や持続可能性をより広く浸透させる一助となりたい思いから、2021年9月にWWFジャパンに入局。

We don’t inherit the Earth from our parents, we borrow it from our children.
我が家の二人を含めた未来世代に、よりよい地球を返すために。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP