©Ola Jennersten / WWF-Sweden

未来の獣医師や動物の専門家に期待!


こんにちは、野生生物グループの浅川です。

先日、野生動物医学会入門セミナーで「エキゾチックペット取引の現状と課題について」同グループの岡元と講義を行ないました。

受講者は、獣医学、生物学などを専攻する大学生約30名。

動物の病気や生態といった専門分野を越え、密輸や生態系の影響など動物を取り巻く社会問題についても勉強したい、とのご要望をいただき実現しました。


講義では、エキゾチックペットの利用に関わる問題やその背景、生息地の状況などを説明。

中でも、特に私がお伝えしたかったのは、エキゾチックペットの需要についてです。

©Martin Harvey/WWF

近年人気が高まっているショウガラゴ。こうした珍しい野生動物が「エキゾチックペット」として輸入され、販売されています。

これまでWWF、TRAFFICの調査でも、エキゾチックペットの問題の背景には、消費者の需要が大きく関係していることがわかっています。

また、エキゾチックペットに触ってみたい、飼育してみたいと考える人は若い世代ほど多く、密輸などの問題を知ってもそうした接触、飼育意向を変えないという傾向も明らかになりました。

今後、ますます需要が増していくおそれ、その削減の難しさが浮き彫りになっているのです。

エキゾチックペットに関する日本の意識調査(PDF)

講義の後には、「エキゾチックペットの是非」をテーマに学生間でディスカッションも行なわれ、どういう生きものであれば飼育可能か、あるべきペット利用のために彼らができることは何か、熱い議論が交わされました。

©Keigo Kimura

参加者の皆さんからは、繁殖された個体のみペット飼育を可能とする仕組みや免許制導入など規制強化の必要性、そしてSNSなどを活用した問題の認知拡大と教育に取り組みたい、という声が聞かれました。

エキゾチックペットの問題を自分事として受け止めてもらい、動物との付き合い方を考えてもらうためには、動物や消費者と関わりが深い獣医師など専門家の協力は欠かせません。

未来の獣医師・研究者の熱意、そして自分たちの役割を考える姿はとても頼もしく、希望をもらいました。

これからも多様な専門分野の皆さまとの連携に取り組んでいきます!

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