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爬虫類の密猟密輸シンポ開催@円山動物園


3月21日(日)、札幌市円山動物園で、シンポジウム「爬虫類の密輸問題について考える」が開催されます。

希少な爬虫類の保護を進めている動物園の皆さんと一緒に、WWFジャパンからも登壇し、密猟密輸のターゲットになっている爬虫類の現状や対策についてお話します。

園内会場とオンラインの複合開催ですので、このテーマにご関心のある方、爬虫類ファンの方、また「最近動物園に行っていないな」という方もぜひご参加頂ければと思います。

開催日時:2021年3月21日(日曜日)13~16時
開催場所:札幌市円山動物園 動物科学館 科学館ホール
およびZOOMウェビナーを用いたオンラインセミナー
参加方法:事前申込制(先着順)
※下記ウェブサイトの受付フォームから3月19日(金)17時までにお申込ください。
https://www.city.sapporo.jp/zoo/04event/r2/hachu_mitsuyu_info.html

密猟密輸の対象となっているリュウキュウヤマガメ(IUCNレッドリスト/EN、環境省レッドリスト/VU、レッドデータおきなわEN、種の保存法の国内希少野生動植物種、国指定天然記念物)
©WWF Japan

密猟密輸の対象となっているリュウキュウヤマガメ(IUCNレッドリスト/EN、環境省レッドリスト/VU、レッドデータおきなわEN、種の保存法の国内希少野生動植物種、国指定天然記念物)

新型コロナ感染拡大の影響が続く中、ペットとしての野生生物の利用や生息地での密猟は増えているという情報が現地から寄せられています。
特にエキゾチックペットとして根強い人気があるカメ・トカゲ等の爬虫類については、日本への密輸や南西諸島の生息地での密猟・持ち出しへの対策がますます求められています。

欧米インターネット等での販売が確認されているミヤコカナヘビ(IUCNレッドリスト/EN、環境省レッドリスト/CR、レッドデータおきなわEN、種の保存法の国内希少野生動植物種、沖縄県天然記念物、宮古島市自然環境保全条例指定種)
©WWF Japan

欧米インターネット等での販売が確認されているミヤコカナヘビ(IUCNレッドリスト/EN、環境省レッドリスト/CR、レッドデータおきなわEN、種の保存法の国内希少野生動植物種、沖縄県天然記念物、宮古島市自然環境保全条例指定種)

今回のシンポジウムが、野生生物保護の現場からの生の声をお伝えし、希少な野生生物や生息地をまもるために何ができるのか一緒に考える機会になれば大変うれしいです。(野生生物グループ小田倫子)

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自然保護室(野生生物)
小田 倫子

弁護士として10年間稼働後、家族の転勤に伴い沖縄県名護市に居住したことを契機に、自然保護の仕事を志し大学で保全生態学を専攻、2013年WWF入局。法人パートナーシップ担当として生物多様性保全・気候危機対策に関する企業との協働プロジェクトの提案・実施業務を担当後、野生生物グループに異動、今は国内希少種を保全するフィールドプロジェクトを担当。
学士(法学・農学 東京大学)
法学修士(カリフォルニア大学バークレー校)

国内希少種の宝庫である南西諸島で主に活動しています。フィールドで生き物に出会い、その美しさ・不思議さを仲間と分かち合える瞬間が至福の時。趣味は里山散策と水生生物の観察。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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