相互運用可能な水産物トレーサビリティシステムに関するGDST標準およびガイドラインバージョン1.0


採択声明

「相互運用可能な水産物トレーサビリティシステムに関するGDST標準およびガイドライン バージョン1.0」は、Global Dialogue on Seafood Traceability(GDST)の下、60社を超える水産物サプライチェーン企業が複数年かけたB2Bプロセスを通じて構築された。名称およびロゴを以下に示す企業はすべてこの「対話」のメンバーまたはパートナーとしてGDSTプロセスに参加した企業である。これらの企業は、ここに、GDSTのコンセンサスベース・プロセスの結果としてこの標準およびガイドラインを採択し、また、水産物サプライチェーンの全参加者に対し、同様に同標準・ガイドラインを推薦し、実装に着手することを求める。

GDST 1.0の標準およびガイドラインは、全世界の水産業界に導入できるよう設計されている。しかし、これは企業に「画一的な」ソリューションを課すものではなく、サプライチェーン企業とトレーサビリティ・プロバイダーの間の競争を可能にして、強力なフルチェーン水産物トレーサビリティシステムの構築および実装を促進するよう設計されている。

世界規模で共有される相互運用性に関する標準およびガイドラインを確立することで、トレーサビリティ実践に関して商業的に共通して期待されている一連の事柄を確保することができる。この標準が広範に順守されることで、トレーサビリティシステムの有効性および信頼性が改善されて水産業界全体に大きな恩恵がもたらされ、その結果、責任ある生産・調達活動が支援され、最終損益が大きく改善されると以下の各社は考える。

この標準を徐々に自ら採用・実装し、また世界規模での広範な推奨および実装を勧めることを通じて、我々は、水産業界が相互運用可能なフルチェーン・トレーサビリティをどのように導入できるか、また導入すべきかに関する明確なビジョンを打ち出している。しかし、標準の実装には時間がかかることがわかっており、企業によっては段階的アプローチが必要になる場合がある。フル実装の達成に必要なタイムライン、経営判断・条件は企業によって異なる。共有したいのは、この標準(全GDST主要データ要素(KDEs)の捕捉および伝達、全GDST「強制」IT設計規格への順守を含む)のフル実装を達成するという目標だ。

我々はまた、GDST 1.0が徐々に進化させていく必要のある技術標準の最初のバージョンであると認識している。現在、我々各社は、将来ニーズに応えるべく、GDST標準を維持・洗練化する機構の確立に取り組んでいる。加えて、GDST 1.0標準は企業がそれぞれの状況に合った要素を追加または洗練化する余地を残している-それが採択された同標準の価値を損じない限りにおいてだが。

我々によるGDST 1.0標準の採用は水産業界にとって重要な節目であると考える。しかし、このような標準の効果的実装は一企業や一企業グループだけで達成できるものではない。相互運用性は多くの企業の独立した行動を必要とする。以下の各社は自らの責任を果たすことをここに誓い、業界のサプライチェーン・パートナー等も同様の取り組みを行うことを奨励する。

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