再エネ容量大きく拡大!それでもまだ…
2025/10/28
11月10日からブラジル・ベレンで開催されるCOP30まで、いよいよあと少しとなりました!今年はどんな議論が繰り広げられるのか、今からとても楽しみです。
そんな中、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)が「2024年に世界の再生可能エネルギーが記録的に拡大した」と発表しました。一方で、2年前のCOP28で合意された「2030年までに再エネ容量を3倍にする」という目標に対しては、まだ十分なペースではないことも明らかになっています。
では、どうしたらより再エネを拡大できるのでしょうか。
IRENAのフランチェスコ・ラ・カメラ事務局長は「再生可能エネルギーは最も費用対効果の高い気候変動対策であり、現代の最も大きな経済的機会の一つでもある」と語っています。
私自身、WWFジャパンでのインターンを始める前は、再エネについて「環境のために仕方なく使う、コストの高い代替手段」というイメージを持っていました。
しかし実際に学んでみると、再エネは想像以上に「お得」なエネルギーだとわかりました。初期費用はかかりますが、使う資源は風や太陽など自然から得られる無料のエネルギー。しかもそれらは世界中どこにでも存在し、奪い合う必要がありません。長期的に見れば「元がとれる」どころか、経済的にも「お得」なエネルギーなのです。また、再生可能エネルギー事業は新しい産業や雇用を生み出し、地域を盛り上げるポテンシャルも持っています。

もちろん、再生可能エネルギーを拡大するには地域環境との調和という課題もあり、不安を感じている方もいるかもしれません。しかし、きちんとした調査と丁寧なプロセスを経て導入すれば、人にも動物にも、そして自然にもやさしい形でエネルギーを利用できると信じています。
再エネは今後どうなっていくのか、COP30での議論に注目です!



