© Kokoro Sato

若者世代が考える“良い”自然エネエルギー


WWFジャパン気候・エネルギーグループでインターンをしている佐藤です。

先日、自然エネルギー財団主催の若者向け自然エネツアー「果樹園で学ぶ!太陽光発電と地域共生」に参加してきました。午前中のソーラーシェアリングを行なっている農園を見学させていただいた様子は、同じくインターン生の糸井さんがブログで紹介しているのでぜひご覧ください。

https://www.wwf.or.jp/staffblog/others/6056.html

ここでは午後の活動についてご報告します。

研究員の方からソーラーシェアリングの概要についてレクチャーを受けた後、グループに分かれ、「良い自然エネルギーとは何か」「それを実現するためにはどうしたらよいか」というテーマで話合いました。
特に印象に残った「良い自然エネルギー」についての意見を2つ紹介します。

1. 地域に喜ばれるエネルギーであること
自然エネルギーは地球温暖化対策として必要性が高まっていますが、発電を担う地域社会には負担や不安が伴います。地域の人に歓迎されるエネルギーが真に“持続可能なエネルギー”だと思いました。

2. すべての人がアクセスできるエネルギーであること
いくら環境に配慮していても、一部の人しか利用できなければ「良い自然エネルギー」とは言えないのではないかという意見が出ました。高価すぎたり独占されたりするのではなく、誰もが当たり前に利用できる形で普及していくことが理想だという意見を聞き、新しい視点を得ることができました。

今回のツアーを通して、自然エネルギーは単なるCO2を削減するための技術ではなく、地域社会との関わりや公平なアクセスのあり方を含めて考える必要があると感じました。自然エネルギーが当たり前に使われる社会の実現に向けて、今後も学びを深めていきたいと思います。

自然に囲まれてのランチはとてもおいしかったです。
© Kokoro Sato

自然に囲まれてのランチはとてもおいしかったです。

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大学生インターン
佐藤 こころ

WWF気候・エネルギーグループでインターンをしています。 山形県庄内地方出身。百名山の一つである鳥海山のふもとかつ、美味しい牡蠣やアワビなどが採れる日本海のすぐそばで育ちました。幼い頃から登山や海水浴、キャンプなど自然の中でたくさん遊んできました。現在は東京の大学で国際協力学を専攻し、紛争や環境問題などについて学び日々自分にできることを考えています。

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