© Tsubasa Iwabuchi / WWF Japan

【不定期連載】今日のカメラトラップ映像(タイより)


皆様のご支援のもと、WWFでは世界各地の森などにカメラトラップを設置し、野生生物のモニタリングを継続しています。

今回はタイの森で最近撮影された動画をご紹介します。

決定的瞬間!というわけではありませんが、それぞれの普段の行動を垣間見ることのできる、貴重な映像です。

歩き方や顔の動かし方だけでも種類によって異なっており、生き物の多様さを感じることができます。

アジアゾウの親子。

マレーグマ。一頭かと思ったら・・・

アナグマ。鼻を使ってエサを探している様子

マレーバク。鼻がゾウのよう

インドシナトラ。すみません、一瞬です

この自然を未来に!

こうした野生動物たちの現状やつながりを詳しく、正しく知ることは、その動物と、生息地の自然環境を守る上で欠かせない、最初の一歩です。

皆さまにはぜひこれからも、この動物たちの素顔と、それを未来に向けて守る取り組みにご関心をお持ちいただき、私たちの活動を応援していただければ幸いです。

ご寄付の使い道

  • カメラトラップの購入
  • 森林奥深くへのカメラトラップの設置
  • 数か月後にカメラトラップからデータを回収
  • 回収したデータ(映像)の分析

得られる成果

  • 野生生物の種数
  • 野生生物各種の個体数
  • 野生生物各種の分布
  • 野生生物の移動・行動
  • 上記結果に基づく保全計画の立案
WILDCTAS その瞳に映る危機

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自然保護室(森林)
岩渕 翼

博士(生命科学・東北大学)
カリフォルニア州立大学卒業。学位取得後、大学のポスドクや助教として生物と環境の相互作用や、生物多様性の保全や評価手法の開発、企業緑地の生物多様性配慮等に関する研究を行う。研究の傍ら、栃木県環境審議会専門委員として行政支援を行うほか、東日本大震災後には人と自然の復興を目指すグリーン復興の活動に関わる。その後、環境保全NGOに勤務し森林や湿地の保全プロジェクトを担当。WWFジャパンでは東南アジアを中心に、森林や野生生物の科学的なモニタリングから天然ゴムなどの森林コモディティの持続可能な生産の推進など、多角的な活動を展開。

小学生の頃にファーブル昆虫記を読んで感激し、その頃から将来は生き物に関わる仕事をすると心に決めていました。さらに中学生の頃に「沈黙の春」を読み衝撃を受け、環境保全を意識するようになりました。そのあと生態系の仕組みを調べる研究者になり、科学に基づいた保全を追求するために保全の現場に関わるようになりました。森林保全プロジェクトと同時に子育てプロジェクトも進行中。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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