©Nick Riley WWF-Madagascar

海で起きていることと自分 「海の日」に寄せて


今日7月15日は、海に囲まれた日本ならではの「海の恵み」に感謝する祝日、海の日です。

海の恵み、といえば魚や貝などのシーフード(水産物)。でも最近、ウナギやマグロなどが大きく減っているニュースがよく聞かれます。

©Wild Wonders of Europe / Zankl / WWF

「海の日」アクションその1。今日食べる魚がどこでどのように獲られて自分の食卓まで来たのか考えてみる

FAO(国連食糧農業機関)の「2018年世界漁業・養殖業白書」によると、水産資源として利用する魚などのうち、33.1%が「取りすぎ」の状態。この45年で、なんと3倍以上に増えました。

魚や貝などは、生き物ですから増える力があります。
でも、それを上回る量と速さで獲ってしまったら、その「恵み」は尽きてしまうでしょう。

実際、漁業のルールを守らず、違法・無報告・無規制に資源を奪う「IUU漁業」は今も世界中で横行しています。
そうして獲られた水産物は、日本のお店でも売られている可能性があるのです。

© John Van Den Hende

「海の日」アクションその2。ニュースで見たクジラのお腹から出たプラスチックの中に、自分たちが捨てたレジ袋があるかもしれない!?と考えてみる。

他にも、海中をただよい、世界中の海岸を汚染している、プラスチックごみの問題や、観光などによる貴重なサンゴ礁の破壊など、海を脅かす問題は尽きません。

そしてそれらの全てが、私たちヒトの暮らしと、確かにかかわっています。

© Milos Bicanski / WWF-UK

「海の日」アクションその3。プラスチック製品の使用をできるだけ減らす「#減プラチャレンジ」に参加してみる。他にもアイデア考えよう!

来年の海の日は、2020東京大会の開会式の前日。
この大会では、海の環境や生態系、資源に配慮した魚や貝などを、世界中の人たちに提供することを謳っています。

その1年後に向けて、今年の「海の日」である今日から、海の自然と自分が、どのようにながっているのか、ぜひ考えてみていただければと思います。(自然保護室 滝本)

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自然保護室 海洋水産グループ所属
滝本 麻耶

デンマーク オーフス大学政治学科留学、慶應義塾大学法学部政治学科卒(法学士)、ドイツ アルベルト・ルートヴィヒ大学フライブルク大学院環境ガバナンス修士号取得。
大学・大学院にて、環境政策・環境ガバナンスについて学び、編集者、環境コンサルタントを経て、サイエンス・コミュニケーションの経験を積む。2017年WWFジャパンに入局。海洋水産グループにおいて、海洋環境保全や水産資源保護に向けて、消費の側面にフォーカスしたパブリックアウトリーチの取組みを行っている。

子どもの頃、ケージ飼いの養鶏場を見たことがきっかけで、自分が食べるもののこと、そして、自分がどんな世界・社会で生きたいんだろうと考え始め、環境哲学、環境政策、政治のことを学びました。大事にしているのは、大きく早く多くなるだけでなく、小さく遅く少なくなる「発展」もあるという考え方。この考え方をベースに、自分が生きたい環境がなくなってしまわないよう、頑張ります。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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