大学生と協働した、野生動物のペット利用に関するイラスト冊子が完成!


コツメカワウソやサル、フクロウなどの野生動物をペットにすることには、環境的・社会的なリスクが伴います。

例えば、野生から捕獲しすぎることで絶滅のリスクが高まったり、飼えなくなって遺棄したり、逃がしてしまうことによって、外来種を発生させてしまうリスクなどです。

一方で、こうしたリスクが伴うことは、あまり知られていません。

こうしたリスクをもっと多くの方に知っていただきたく、今年7月からヤマザキ動物看護大学の学生と一緒に、これら動物の特性を取り上げたイラスト制作を行ってきました。

8月には動物園を訪れ、飼育員さんへのインタビューを行い、そこで得た情報を学生がまとめ、それをもとにイラストレーターぬまがさワタリさんにイラストを描いていただきました。

そのイラストを用いた冊子がついに完成!

イラストたっぷりで、野生動物のペット利用に関して知らない方々でも読みやすい一冊になっています。

11月上旬には、千葉市動物公園「ちばZOOフェスタ2025」やヤマザキ動物看護大学「絆祭」にて、配布およびポスター展示を行ないました。

ヤマザキ動物看護大学「絆祭」でのポスター展示の様子。「ペットとしては飼えないと思った」等の声がありました。

ヤマザキ動物看護大学「絆祭」でのポスター展示の様子。「ペットとしては飼えないと思った」等の声がありました。

野生動物のペット利用に関心がある方々にぜひ手に取っていただきたく、以下のような目的において、動物園や動物病院、関連の教育機関などの施設やイベント会場などで活用いただけます。。

(目的例)
・野生動物のペット利用に関するイベント、シンポジウムでの配布・展示
・ペット利用される野生動物の展示施設/スペースでの配布・展示
・エキゾチックペットフェアや動物カフェでの配布・展示
・動物病院の待合室での配布

冊子配布やポスター展示にご関心のある方は、以下メールアドレスに、団体名、配布・展示の目的、主な対象者を記載のうえ、お問い合わせください。
social@wwf.or.jp

(ソーシャルモビライゼーショングループ・早﨑)

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ブランドコミュニケーション室(ソーシャルモビライゼーション)
早崎 あゆ美

学士(経済学)
大学では国際関係を軸とする経済学やマーケティングを学ぶ傍ら、地域のNGOで活動。マーケティングやコミュニケーションの力で、世の中の課題解決に貢献したいという想いから、広告代理店を経て、2020年11月にWWFジャパンに入局。

小さいころから、人権、貧困、環境といった世の中の課題を解決したいという想いが強くありました。自然と行動したくなる、ワクワクする、そんなコミュニケーションを目指しています。散歩とフィルムカメラが最近の趣味。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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