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秋田県に洋上風力産業を作る!―秋田銀行の再エネ施策①―


2025年の夏は酷暑とも称されました。その名残を十二分に感じながら伺ったのは、秋田県秋田市にある秋田銀行本店の一室。地域経済に役立つ再エネのあり方とは? そのヒントを頂くべく、同行の取り組みについて、株式会社秋田銀行 地域価値共創部 洋上風力産業支援室 室長 三浦雅人様、チーフプランナー 鈴木優佑様、及びチーフプランナー 佐々木伸様にお話を伺うとともに、現場の見学をさせていただきました。

そのなかで印象的だったのは、この脱炭素の機運を、何とかして地域の発展につなげていくんだという強い意気込みでした。

洋上風力発電事業が立ち上がってきたのをチャンスとして、県内に新たに産業を作り出したい。そのために、洋上風力産業支援室を設置したうえで、工事関係者の需要取り込みや地元企業の紹介で波及効果を獲得。さらに、将来の雇用を創出するために人材育成にも手を打っていく。

そうした中長期的なビジョンを描いて取り組みを展開させていけるのは、地元経済に根差した銀行ならではだと感じました。

秋田銀行が出資する風力発電事業の1つ。
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秋田銀行が出資する風力発電事業の1つ。

同時に、「地域の事情を裏の裏まで知り尽くしている」という言葉に、資金供給に留まらない地域金融機関の役割がよく表れているように思います。

地域のアクターをどのように巻き込めば、最もうまくいくのか。幅広い取引先のネットワークをもっているからこそ、機微に富んだ調整も可能です。

そうした秋田銀行がプロジェクトへの関与を重ねて、大手に頼ってもらえる手ごたえを感じられている姿に、地域に受け入れられる再エネ導入には地域金融機関が重要なピースなのだと感じました。

この度、インタビューおよび現場視察に快く応じてくださいました秋田銀行の皆さまに、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました!

(気候・エネルギーグループ 吉川)

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自然保護室(気候・エネルギー)
吉川 景喬

公共政策修士(専門職)(京都大学) 大学院では環境政策、公共ガバナンスを中心として公共政策学を専攻。修了後は、大手物流企業でコーポレートガバナンスに関する業務に従事。2021年にWWFジャパンに入局。気候変動・エネルギーに関する国内政策アドボカシーを担当。

学生時代には季節のおいしいものを食べ歩き、度々近所の川べりを散歩していました。皆さん一人ひとりに身近な自然があるかと思います。それを根底から揺るがす気候変動。その対処に向けて社会の全てのアクターの方々と一緒に取り組んでいきます!

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