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【動画あり】COP24現地発信! 12月8日 気候マーチ


前夜から降り続いた雨は午前中に上がり、空はさわやかに晴れ上がりました。
国連の温暖化防止会議「COP24」が開かれている、ここポーランドのカトヴィツェで、青空を見るのは何日ぶりでしょうか。

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2週間あるCOPの会期の前半が終わりました。
2週目の折返しとなるその先週末には、恒例の「気候マーチ」(行進)が行なわれます。

このマーチは、気候変動(地球温暖化)問題の解決を求める市民の声を、国連の会議場にいる各国政府代表団に届けるため、毎年、COP開催国のNGO(民間の団体など)が計画・開催しているもの。

世界各地からやってきたNGOのメンバーも加わり、地元の市民と一体となって街を行進します。

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カトヴィツェでの気候マーチ。このマーチに参加するため、イタリアのローマとドイツのボンから2か月以上かけて歩いて来た「気候巡礼」のグループもいました。

この日は、石炭産業の中心地であるカトヴィツェの市民も、勇気をもって街にくりだし、石炭火力発電所の新設に反対し、温暖化の防止と、大気汚染の改善を訴えていました。

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また、カトヴィツェまで来ることができない人々は、この気候マーチと連動するマーチを、ヨーロッパ各地で行なっています。

一人で歩くだけなら気が重くなる長い道のりも、仲間といっしょにリズムに合わせてメッセージを唱和すれば、自然に体は動き出し、足取りは軽くなります。

3時間の道のりを歩き通した後には、疲れるどころか、活動へのエネルギーがわきあがっていました。

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WWFのメンバーも、この日のために用意した横断幕やプラカードを手に、再生可能エネルギーへの転換など、気候行動の強化をアピールしました。

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日曜日には、国民のおよそ9割がカトリック教徒であるポーランド全国の教会で、礼拝の後、COP24の成功のために祈りが捧げられました。

そして月曜日からは、いよいよ各国の大臣たちが集まった閣僚級会合が始まります。

歩き、祈ることで気候変動の解決を願う多くの市民の期待がCOP24の成果に反映されるよう、私たちも後半の1週間の活動に集中していきます。(自然保護室 山岸)

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WWFジャパン 気候エネルギー・海洋水産室長
山岸 尚之

立命館大学国際関係学部に入学した1997年にCOP3(国連気候変動枠組条約第3回締約国会議)が京都で開催されたことがきっかけで気候変動問題をめぐる国際政治に関心を持つようになる。2001年3月に同大学を卒業後、9月より米ボストン大学大学院にて、国際関係論・環境政策の修士プログラムに入学。2003年5月に同修士号を取得。卒業後、WWFジャパンの気候変動担当オフィサーとして、政策提言・キャンペーン活動に携わるほか、国連気候変動会議に毎年参加し、国際的な提言活動を担当。2020年より気候エネルギー・海洋水産室長。

京都議定書が採択されたときに、当地で学生だったことがきっかけでこの分野に関心をもち、大学院を経てWWFに。以来、気候変動(地球温暖化)という地球規模の問題の中で、NGOがどんな役割を果たせるのか、試行錯誤を重ねています。WWFの国際チームの中でやる仕事は、大変ですがやりがいを感じています。

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WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

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