2011年【COP17/CMP7】国連気候変動ダーバン会議


2011年11月28日から12月11日まで、南アフリカ共和国・ダーバンにて第17回気候変動枠組締約国会合と第7回京都議定書締約国会合(COP17・COP/MOP7)が開催されました。このダーバン会議は、京都議定書の最初の削減目標の期間が2012年に終了することをうけ、2013年以降、国際社会がどのように気候変動問題に取り組んでいくのか。その枠組み成立へ向けた合意が期待された会議です。

 

2013年以降の国際社会の姿勢を決める会議

2013年以降の国際社会の温暖化問題に対する取り組み、その枠組みを決める交渉は、本来は2009年にデンマーク・コペンハーゲンで開催されたCOP15・COP/MOP5において結論を得るはずでした。しかし、先進国と途上国の利害の対立が大きく、今日まで先延ばしにされたものです。

失望に終わったコペンハーゲン会議の後、2010年12月のカンクンCOP16・COP/MOP6会議では、将来の枠組みに向けての重要な要素を盛り込んだ「カンクン合意」の合意にこぎつけることができました。
しかし「京都議定書の第2約束期間をどうするのか」という長年の対立点については、妥協点が見出せず、COP17・COP/MOP7に先送りされました。

2011年は、4月にタイ・バンコク、6月にドイツ・ボン、10月にパナマ・パナマシティで、それぞれ特別作業部会が開催されましたが、先進国や途上国の間の対立は深く、また、鍵を握るアメリカが政治的状況からあまり積極的でないとの見通しから、2011年のダーバン会議でも最終的かつ包括的な合意は得るのは難しい状況です。

しかし、難しい状況の中でも、なんとか京都議定書の第1約束期間が終了する2013年以降に、温暖化対策が滞ることのないように、2010年のカンクン合意の内容をさらに発展させ、将来の合意の基礎となるような事項を合意したり、今後のさらなる議論のスケジュールを作成したりしていくことが、ダーバン会議では必要です。

COP17

特に、日本でも話題になっている「京都議定書の第2約束期間をどうするのか」、そして2012年以降の交渉をどのように進めていくのか、高度に政治的な判断が必要な重要事項について、ダーバンではなんらかの決着がいよいよ求められます。(2011年11月2日)

 

関連情報

温暖化の国際交渉基礎編

これまでの温暖化の国際交渉について、30分でわかる解説「温暖化の国際交渉基礎編」を用意しました。資料をダウンロードした上、ビデオをご覧ください。ダーバン会議についてよくわかるために、ぜひご活用ください。

スクール・ダーバン

今までの会議についてくわしく知りたい方は、WWFジャパンがメディア向けに開催している勉強会「スクール・ダーバン」の資料をご覧ください。

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