© Ola Jennersten / WWF-Sweden

感謝の言葉 WWFジャパン54年目の設立記念日を迎えて


WWFジャパンの活動に、いつもご理解とご支援をいただき、ありがとうございます。
事務局長の東梅です。

本日9月22日、私たちWWFジャパンは設立から54年目の日を迎えました。

これまでの、そして今の私たちの取り組みに、ご理解とご支援をくださっている皆さまに、今日この場をお借りして、心より御礼申し上げます。

会員や寄付者のサポーターの皆さまの中には、この数十年の長きにわたり、WWFの活動を支えてきてくださった方々がいらっしゃいます。

そうした方々に見守っていただきながら、54年という歩みの中、絶滅の危機にある野生動物を守ることから始まったWWFという団体の活動は、大きく成長してきました。

多様性にあふれた野生生物の生息環境を保全すること。
そして、自然環境の恵みである、森や海の自然資源を利用して生きる、私たち人類の暮らしや社会あり方を「持続可能」なものに変革すること。

気候変動やプラスチック汚染のような、地球規模の大きな問題に対する活動も、設立からの歩みの中で取り組み始めた活動です。

これらはいずれも、団体が当初から変わることなく目指してきた「野生生物と自然を守る」という取り組みにおいても欠かせない、重要な活動の一部となってきました。

現在に至る、長い時間を要した活動と、その成長、そして成果は、私たちのサポーターの皆さまの継続したご支援の賜物に他なりません。

今、世界では戦争や経済格差による危機が深刻化の度合いを深めています。社会的な危機感や関心も、当然ながらそこに強く向けられるようになっています。

ですが、人の暮らし、平和に欠かせない、その安定の一番の基礎となる地球の自然環境を、未来に向けて守り、回復させていくこと(ネイチャーポジティブ)も、必ず実現していかねばならない取り組みであると、私は信じます。

これまで取り組みを支えてくださった皆さま、そしてこれから共に歩んでくださる皆さまとご一緒に、55年目に向けた新たな一歩を今日、踏み出したいと思います。

今までのご支援に、あらためて心からの御礼を申し上げますと共に、これからも私たちの取り組みに、ご理解とご支援を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。


なお、WWFジャパンの設立記念日である本日の夜、会員の皆さまに向け活動の報告会を開催いたします。ここで今晩、私たちがお話しするのは、まさに自然と野生生物の「回復」に向けた挑戦の物語です。
WWF会員の皆さまは、ぜひご参加をいただければ幸いです。

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事務局長
東梅 貞義

国際基督教大学教養学部理学科卒業(生物専攻)。英国エジンバラ大学修士号(Master of Science)取得(自然資源管理専攻)
1992年WWFジャパンに入局以降、日本全国各地の重要湿地の保全活動に携わる。
2019年からはシニアダイレクターとして、WWFジャパンが手掛ける地球環境保全活動全般を統括。
2020年7月 WWFジャパン事務局長就任
座右の銘は、Together possible 「一緒なら達成できる」

自然保護に取り組み30年近く。これまでのフィールドは、日本では南は石垣島のサンゴ礁から、北海道の風蓮湖まで、世界ではペンギンの生きる南米の海から、渡り鳥の楽園の黄海、そしてミャンマー・タイの東南アジア最大級の手つかずの森まで。野生生物と人の暮らしが交差する現場で、現地の人々や研究者、グローバル企業、国際機関の方々とご一緒に、自然保護と持続可能な未来を目指して日々取り組んでいます。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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