奄美大島でサンゴ礁調査の報告をしました!
2025/09/10
8月10日、WWFジャパンは、奄美大島大和村の国直地区において、奄美海洋生物研究会と共催でウミガメミーティングを開催。今年7月に実施したサンゴ礁調査の報告を行いました。
国直の海を対象にした今回の調査では、浅場と深場計5地点で18科48属133種のサンゴの生息が確認できました。
これは、日本に生息する約400種の3分の1、87属の2分の1以上に当たる数で、国直のサンゴの多様性が高いことを示しています。
多様なサンゴが元気な状態でいることは、魚類やエビ、カニ、貝類等の他の生き物が棲み処や餌場を得るために重要で、豊かなサンゴ礁生態系の基盤となります。
海水温上昇によるサンゴへの影響が心配され、それ自体は現場の努力で避けることが難しいなか、他の脅威を予防・回避し、発生に備えることで、サンゴ礁生態系の回復力を高めることが大切です。
WWFジャパンは、今後、サンゴ礁生態系の調査と並行し、海とつながる川や山、集落の暮らしを含めて、サンゴ礁生態系を守るためにできることを、集落や関係者の皆さんと一緒に考え、取り組む予定です。
担当:佐々木
