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奄美大島でサンゴ礁調査の報告をしました!


8月10日、WWFジャパンは、奄美大島大和村の国直地区において、奄美海洋生物研究会と共催でウミガメミーティングを開催。今年7月に実施したサンゴ礁調査の報告を行いました。

国直の海を対象にした今回の調査では、浅場と深場計5地点で18科48属133種のサンゴの生息が確認できました。

これは、日本に生息する約400種の3分の1、87属の2分の1以上に当たる数で、国直のサンゴの多様性が高いことを示しています。

多様なサンゴが元気な状態でいることは、魚類やエビ、カニ、貝類等の他の生き物が棲み処や餌場を得るために重要で、豊かなサンゴ礁生態系の基盤となります。

海水温上昇によるサンゴへの影響が心配され、それ自体は現場の努力で避けることが難しいなか、他の脅威を予防・回避し、発生に備えることで、サンゴ礁生態系の回復力を高めることが大切です。

WWFジャパンは、今後、サンゴ礁生態系の調査と並行し、海とつながる川や山、集落の暮らしを含めて、サンゴ礁生態系を守るためにできることを、集落や関係者の皆さんと一緒に考え、取り組む予定です。

担当:佐々木

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自然保護室(海洋水産)
佐々木 小枝

学士(社会学)。民間企業、青年海外協力隊、国際NGOで上下水道整備や水と衛生、サステナビリティに関する業務に従事。2021年12月、WWFジャパンに入局。

日本国内とコーラル・トライアングルを対象に、サンゴ礁生態系保全活動を担当しています。

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