©︎ WWF India

インドの教育とユキヒョウの保全


1月24日は、世界の平和と開発のために教育が果たす役割を確認し、尊重することを目的に、2018年の国連総会で制定された「教育の国際デー」です。

今日お伝えするのは、ユキヒョウ保全プロジェクトのフィールドである西ヒマラヤでの視察の際にWWFインドのスタッフから聞いた、インドの教育にまつわるお話です。

インドで教育といえば、二桁の掛け算!私たちが小学校で九九を覚えたように、インドの人は二桁の掛け算を暗算できるというあの噂です。私と同じことを思い浮かべた方もいるはず。ですが、噂は、事実ではないようです。少なくともインドで生まれ育ったスタッフのロヒットは「そんなことできない」と笑っていました。

©︎ WWFジャパン

フィールド視察のホームステイ先にて。夕食後のリビングで、WWFインドの仲間と活動のこと、将来の夢や家族のこと、色々な話をしました。

WWFジャパンが支援するユキヒョウ保全プロジェクトでも次世代への教育には、力を入れています。世界ユキヒョウの日などの機会を捕らえて、学校で授業を行なっています。学校側が積極的に受け入れてくれるのには、国としての教育に関する新しい政策が影響している、とロヒットが教えてくれました。

教育の成果が出るには、長い時間が掛かります。しかし、人と野生動物が共生する世界を創って維持するには、欠くことのできない活動です。西ヒマラヤの仲間たちが多くの子ども・若者へメッセージを伝えられるよう、日本からサポートしたいと思います(野生生物グループ 若尾)。

©︎ naturepl.com / Denis-Huot / WWF

ユキヒョウ(Panthera uncia)の親子。インドには数百頭生息していると考えられています。気候変動など生息環境の変化に加え、人とのあつれきが大きな脅威となっています。

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自然保護室(野生生物)、TRAFFIC
若尾 慶子

修士(筑波大学大学院・環境科学)
一級小型船舶操縦免許、知的財産管理技能士2級、高圧ガス販売主任者、登録販売者。
医療機器商社、海外青年協力隊を経て2014年入局。
TRAFFICでペット取引される両生類・爬虫類の調査や政策提言を実施。淡水プロジェクトのコミュニケーション、助成金担当を行い、2021年より野生生物グループ及びTRAFFICでペットプロジェクトを担当。
「南西諸島固有の両生類・爬虫類のペット取引(TRAFFIC、2018)」「SDGsと環境教育(学文社、2017)」

子供の頃から生き物に興味があり、大人になってからは動物園でドーセントのボランティアをしていました。生き物に関わる仕事を本業にしたいと医療機器業界からWWFへ転身!ヒトと自然が調和できる世界を本気で目指す賛同者を増やしたいと願う酒&猫好きです。今、もっとも気がかりな動物はオガサワラカワラヒワ。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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