世界の気候変動の今を24時間ライブ放送“24 Hours of Reality”


気候変動担当の田中です。
ポーランド・カトヴィツェで行われていたCOP24が閉幕しました。世界約200か国による度重なる交渉の末、ついにパリ協定のルールブックが採択。いよいよ2020年にパリ協定が始動します。これを受け、各国はルールブックに基づき、より具体的かつ積極的に取り組みを進めていかなければなりません。

さて、そのCOP24が始まって間もない2018年12月4日、世界の気候変動の現状を伝えるユニークな番組が放送されました。制作は、アメリカ元副大統領のアル・ゴア氏が立ち上げた、世界の気候変動対策を進めるためのプロジェクト“The Climate Reality Project”。番組はすべてインターネットで放送され、放送時間はなんと24時間。1時間ごとに異なる国や地域を取り上げ、気候変動に直面する世界各地の様子を届けるものでした。

©︎WWFジャパン

8年目の放送となる今年は、“Protect our Planet, Protect Ourselves”(私たちの惑星を守ろう、私たち自身を守ろう)をテーマに、気候変動が世界でいかに人々の健康に影響を与えているかを探る内容でした。中には“JAPAN-THE BUSINESS OF CHANGE”(日本‐ビジネスの変革)と題した、日本企業の先進的な取り組みを取り上げた番組も。
また、WWFジャパンが事務局の一つを務める「気候変動イニシアティブ(JCI)」からは、代表呼びかけ人の末吉竹二郎(国連環境計画・金融イニシアティブ特別顧問/WWFジャパン会長)も出演しました。

©WWFジャパン

国連環境計画金融イニシアティブ顧問でWWFジャパン会長でもある末吉竹二郎。COP24でのイベントにて。

末吉代表は、「これからは、企業、自治体、NGOなど国家政府以外の主体「非国家アクター」が気候変動対策の実行部隊となる。JCIに、企業を含む多くの非国家アクターが参加しているのは日本の新たな変化であり、とてもポジティブに感じている。」と非国家アクターの重要性を述べました。

地球温暖化が、世界で様々な被害を起こしています。一方で、それを解決しようと様々な対策が進められています。番組動画は、後日ウェブで公開される予定です。パリ協定ルールブックの完成を前に届けられた世界の現状を、ぜひ番組の中でご覧ください。

↓番組の配信動画を下記ウェブサイトからご覧になれます↓
24 Hours of Reality

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