「EARTH HOUR 2020(アースアワー)」開催報告

この記事のポイント
2020年3月28日、WWFが主催する世界規模のソーシャルグッドプロジェクト『EARTH HOUR(アースアワー)』が実施されました。世界各地の現地時間の午後8時30分から1時間の消灯アクションで「地球温暖化を止めたい」「地球環境を守りたい」という意思表示をします。2020年は世界各地で感染が広がっている新型コロナウイルスの影響もあり、規模を縮小しての実施となりましたが、世界190の国と地域が参加。日本では1,755施設がEARTH HOURの消灯に参加しました。

過去最多! 世界190カ国が消灯アクションに参加

毎年、3月末に世界中の人々が、現地時間の20時30分から21時30分までの消灯アクションを通じて「地球環境を守りたい」「地球温暖化を止めたい」という想いを示すソーシャルグッドプロジェクト『EARTH HOUR(アースアワー)』。2007年にオーストラリアで始まり、年々規模を拡大し、今年は過去最多の190の国と地域が参加しました。

20時30分からのEARTH HOURを最初に迎えたのは、南太平洋に位置するサモア。そこから地球をぐるりと一周する形で、東京スカイツリー®、ペトロナスツインタワー(マレーシア)、シェイク・ザイード・グランドモスク(アラブ首長国連邦)、コロッセオ(イタリア)など世界的に著名な施設が消灯に参加し、クック諸島で消灯リレーを終えました。

2020年は、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大により、世界各国で予定されていたイベントは中止となった国が多くありましたが、日本を含む多数の国で、オンラインでの番組配信やSNSを通じてメッセージを発信し、日本を含む37カ国でTwitterとGoogleのトレンド入りもし、世界中の人々と共に地球環境を守りたい想いを繋げたEARTH HOURとなりました。

世界各地の消灯施設

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ドイツの消灯の様子

ドイツ

ギリシャの消灯の様子

ギリシャ

香港の消灯の様子

香港

イタリアの消灯の様子

イタリア

シンガポールの消灯の様子

シンガポール

イングランドの消灯の様子

イングランド

日本の消灯施設

東京タワーの消灯前後
©WWFジャパン

東京タワー

東京スカイツリー®の消灯前後
©WWFジャパン

東京スカイツリー®

日本丸の消灯前後

日本丸

コスモクロック21の消灯前後

コスモクロック21

原爆ドームの消灯前後
©Heart of Peace ひろしま

原爆ドーム

広島城の消灯前後
©T. Uehara

広島城

自然への想いをひとつに おうちで「#地球とつながる」日本のEARTH HOUR

世界各地で大型台風や、豪雨による災害、大規模な森林火災が頻発する中で、日本では、自然と私たちの関わりをもう一度とらえ直し、自然への想いを一つにするため、「#地球とつながる」をテーマに、体験型のウェブサイトやSNSを通じて参加を呼びかけ、約7,000名の方々にウェブサイト上でEARTH HOURへの参加表明をしていただきました。

灯かりを消すことで見えてくる生き物や、地球本来の姿を体験できるウェブサイトで参加を呼びかけました。

灯かりを消すことで見えてくる生き物や、地球本来の姿を体験できるウェブサイトで参加を呼びかけました。

過去最多の1,755カ所が一斉消灯

2010年にWWFジャパンがEARTH HOURに参加をはじめてから2020年で11度目のEARTH HOURをむかえた今年、国内で過去最多の1,755カ所の施設やモニュメントが消灯に参加しました。

東京スカイツリー®、東京タワー、広島城、平和記念公園、コスモクロック、かごしま環境未来館、五稜郭タワーをはじめ、オフィスや動物園・水族館、店舗などが多数、消灯に参加しました。

おうちで「#地球とつながる」1時間

毎年、WWFジャパン主催で開催をしていた会場を設けた形でのイベントは、日本国内での新型コロナウイルス蔓延により、全て中止とさせて頂きました。しかし、こうした状況だからこそ、世界76憶人がその生命を地球の自然にゆだねているということを再認識し、あらためて地球環境を守りたい意志を消灯アクションによって表明したEARTH HOURとなりました。

©WWFジャパン
©WWFジャパン
©WWFジャパン

外出自粛要請が出る中、自宅にいらっしゃる方も多く、おうちでEARTH HOURに参加いただいた方が多いように感じられました。

また、WWFジャパン顧問の前田智子さん、WWFジャパン親善大使のさかなクン、ジャーナリストの堀潤さん、JAXA宇宙飛行士の油井亀美也さんなど、多くの方にEARTH HOURのメッセージをさらに広く届けて頂くサポートを頂いたことも、例年以上のたくさんのSNSでの投稿や消灯アクションの参加につながりました。

EARTH HOUR 2020サポーターズのみなさん

EARTH HOUR 2020サポーターズのみなさん

新型コロナウイルスの影響が払拭されれば、これまでにないほど、世界中の人々の気持ちがひとつにまとまり、地球を守るための大きなアクションに繋がっていくのではと思わせる今年のEARTH HOURとなりました。

子どもたちが描いた「未来に残したい、大好きな自然や生きものたち」

今を担う私たち大人に、未来に残したい地球の姿があるように、未来を担う子どもたちにも、大切に想う自然や生きものたちがあるのではないでしょうか。今回、WWFジュニア会員 と(公財)ボーイスカウト日本連盟の子どもたちから、EARTH HOURに向けてイラストとメッセージを募集し、56点が寄せられました。ご協力いただいた皆さまに、この場を借りて御礼申し上げます。集まった作品の一部は、カメイ・プロアクト株式会社のご協力により、「thermo mug」にプリントされ、オリジナルマグにしていただきました。子どもたちが描いた彩り豊かな地球を未来に残せるかどうかは、今を担う私たちの行動にかかっています。

今にもマグから飛び出してきそうな、躍動感あるイラストがたくさん集まりました!

今にもマグから飛び出してきそうな、躍動感あるイラストがたくさん集まりました!

「マヌルネコを書きました。理由は、世界最古のネコで最も古いネコだというのがすごいのと、近年環境の変化で生息数が減っていて、こういうかわいらしい生物を守れたらいいなと思ったからです。」(Kさん/15歳)

「マヌルネコを書きました。理由は、世界最古のネコで最も古いネコだというのがすごいのと、近年環境の変化で生息数が減っていて、こういうかわいらしい生物を守れたらいいなと思ったからです。」(Kさん/15歳)

「オーストラリア森林火さいや森林ばっさいなどで、森林がへっているので、森林を大切にしたいと思いました。なので、コアラと森林をかきました。」(Hさん/9歳)

「オーストラリア森林火さいや森林ばっさいなどで、森林がへっているので、森林を大切にしたいと思いました。なので、コアラと森林をかきました。」(Hさん/9歳)

EARTH HOUR 2020 in YOKOHAMA

横浜では、2014年からEARTH HOURを開催し、今年で7回目の開催となりました。2020年は、横浜市、地域企業団体、地域のNGOらが実行委員会形式で「EARTH HOUR 2020 in YOKOHAMA」を運営し、横浜市が掲げる温暖化対策目標「Zero Carbon Yokohama」の推進につながる形で、地域の環境への取り組みの情報発信をSNSなどで発信しました。

EARTH HOUR当日は、横浜市内の企業や団体、NGOなどEARTH HOURの主旨に賛同いただいた20名の方から、それぞれの地球温暖化への取り組みや、ひとりひとりの意識変革や行動が、社会を変えることにつながるメッセージを発信しました。

最後に、今回のEARTH HOURにご参加くださった皆さま、実施にご尽力を頂いた関係者の皆さまに、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

「EARTH HOUR 2020」実施概要

日時:2020年3月28日(土)20:30~21:30

主催:公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)

後援:環境省、消費者庁、東京都環境局、墨田区、渋谷区、J-WAVE(81.3FM)

特別協賛:日産自動車株式会社、パナソニック株式会社、ソニー株式会社、株式会社島津製作所

協賛:キリンホールディングス株式会社、エイチ・アンド・エム ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン株式会社、西武造園株式会社

協力:東京スカイツリータウン®、㈱ジュピターテレコム、㈱ジェイコム東京、ナショナル ジオグラフィック、株式会社レイ、カメイ・プロアクト株式会社、 (公財)ボーイスカウト日本連盟、㈱タカラ

EARTH HOURサポーターズ: 井田寛子、鎌田安里紗、キッズライン♡KidsLine(Hapiton!)、さかなクン、さわのめぐみ、サンフレッチェ広島、シャンシャン&シンシン&リーリー、ソラカラちゃん(東京スカイツリー®公式キャラクター)、堀潤、前田智子、 油井亀美也(JAXA宇宙飛行士)、横浜F・マリノス

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