〆切直前!


広報の三間です。
2か月に1度、会員の皆さまに送らせていただいている、会報『WWF』に載せる「レッドリストの動物たち」の原稿を只今書いております。

これは、絶滅の危機にある野生生物を1種ずつ写真入りで紹介するコーナーで、今回の主役はアホウドリ。といっても、日本の海にいる種類ではなく、南半球の海にいるマユグロアホウドリという鳥です。

この鳥は翼を広げると2.4メートルにもなる(!)大型の海鳥で、この翼でグライダーのように洋上を飛び、魚やイカなどを食べています。

驚くべきはその行動範囲で、コロニー(集団繁殖地)のある島から数千キロを飛び、南半球のインド洋、太平洋、大西洋の海域の大半をカバーしてしまっているということ。

かと思えば、湾内など沿岸に姿を見せることもあり、嵐の後、35キロも内陸の湖で確認された例もあるとか。

主には魚が豊富な大陸棚の海に生きる鳥ですが、そうした場所で行われる漁業が拡大するにつれ、その被害を受けているとのこと。遠い海にも及んでいるさまざま問題が、そこに生きる野生生物を脅かしている現状を、わずかでもお伝えできればと思います。

それにしても、毎回100調べたとすると、良くて10か20くらいしか書けないので、今回もどこを削るか呻吟している最中です。

なんて、こんなこと書いてないで原稿を仕上げねば! 次回の会報は、6月の終わりにお届けいたします。どうぞお楽しみに!

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マユグロアホウドリとは、文字通り「眉が黒い」アホウドリの意味。なるほど目の上に黒い眉手のような模様があります。これ母鳥の顔のアップで、実はこの下にかわいいヒナがいます。本誌ではご覧いただけると思います。

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自然保護室(コンサベーションコミュニケーション グループ長)
三間 淳吉

学士(芸術学)。事務局でのボランティアを経て、1997年から広報スタッフとして活動に参加。国内外の環境問題と、保全活動の動向・変遷を追いつつ、各種出版物、ウェブサイト、SNSなどの編集や制作、運用管理を担当。これまで100種以上の世界の絶滅危惧種について記事を執筆。「人と自然のかかわり方」の探求は、ライフワークの一つ。

虫や鳥、魚たちの姿を追って45年。生きものの魅力に触れたことがきっかけで、気が付けばこの30年は、環境問題を追いかけていました。自然を壊すのは人。守ろうとするのも人。生きものたちの生きざまに学びながら、謙虚な気持ちで自然を未来に引き継いでいきたいと願っています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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