© Vladimir Filonov / WWF

希少な野生生物の保護

この記事のポイント
今、世界では数多くの野生生物が、開発や人が持ち込んだ外来生物、乱獲、地球温暖化などにより、絶滅の危機に瀕しています。IUCN(国際自然保護 連合)がまとめた、「レッドリスト」には、絶滅のおそれの高い種として、約4万9,000種の野生生物ががリストアップされています。

多くの生物が絶滅の縁に

トラ、アフリカゾウ、クロサイ、ジャイアントパンダ...いま、世界では、数多くの多様な野生動物が、絶滅の危機に追い込まれています。

地球上のどの地域で、どのような問題が起こり、どのような要因が野生生物を追い込んでいるのか。その実態を正確に知ることは、簡単なことではありません。
自然の中でくらす生きものたちの姿を、確実に捉え、理解することなどできない以上、どれほど研究者が努力をしても、完全には知り得ないことなのかもしれません。

しかし、私たちが知り得る限られた情報からだけでも、すでに多くの野生生物が減少し、今もその危機の度合いを高めていることは明らかです。

2026年7月にIUCN(国際自然保護連合)がまとめた、「レッドリスト」には、絶滅のおそれの高い種として、49,505種の野生生物がリストアップされました。

これはそのまま、今の地球環境が置かれている、深刻な危機の現状を物語る一面にほかなりません。

©Martin Harvey

アフリカゾウは1年におよそ2万頭が違法に殺されているといわれています。原因は、アフリカゾウの牙「象牙」を目的とした、密猟や密輸。

めざすべき野生生物の保護活動

現在、動植物合わせて約4万9,505種が、危機にさらされています。
いまだその危機が明らかになっていない生物もたくさんいると見られていますから、今後、この数字はさらに大きくなってゆくことでしょう。

野生生物たちが生きられなくなってしまう、そんな環境の中で、私たち人類は無事に生きていくことができるでしょうか? 絶滅の危機にある 多くの野生生物たちが語る、この地球という星の自然を脅かすさまざまな環境問題。それはそのまま、 私たち人類自身にふりかかってくる問題です。

動物を単なる愛護や愛玩の対象として見るのではなく、その危機の根源にある、より大きな問題に、私たちは目を向けてゆかねばなりません。

WWFは、野生生物とその生息環境を、広く含めた視野で捉え、保全活動に取り組んでいます。

©WWFジャパン

カワウソカフェで展示されるカワウソ。日本でも人気が高く、「ペット」として飼育している人もいます。しかし近年、このペットとしての需要の高まりが、生息国での密猟や密輸を呼ぶ原因として指摘されています。

関連情報

レッドリストについて

世界にはどれくらい、絶滅の危機に瀕している野生生物がいるか、ご存知でしょうか? 世界的な自然保護NGOであり、野生生物に関する国際的な知 見をたばねるIUCN(国際自然保護連合)では、絶滅の危機に瀕している世界の野生生物のリスト「レッドリスト」を作成しています。

絶滅について

一つの種(しゅ)が、完全にこの地球上からいなくなることを「絶滅」といいます。多くの野生生物、種の絶滅が物語るもの、それは私たちが生きる、この地球と言う星の環境が壊れ、失われていることに他なりません。

WWFの野生生物を守る取り組み

密猟や生息地の破壊などによって追い詰められていく生物を絶滅から救うために、WWFは長い経験と国際的なネットワークを活かし、さまざまな保護プロジェクトを行っています。

最新のWWFの活動と、地球環境の「今」をお届けいたします

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