首相官邸前、原発再稼働の抗議に参加してきました


企画調整室の清野です。
先週の金曜日、首相官邸前での大飯原発再稼働の抗議に参加してきました。市民団体のよびかけで、この数週間かかさず行なわれてきました。

福島原発事故が収束せず、安全性への不安が残る中、大飯原発を再稼働した政府の判断に、黙って納得できない何千、何万という人たちが、その気持ちを示しにきているのです。

当日は、いつもより早めに仕事を終え、仲間と一緒に霞ヶ関駅から官邸前へ。「官邸前には行けませんので、国会議事堂前に向かって下さい」との警察官の誘導に従い、国会議事堂正門前につきました。

あっという間に後ろは人で埋まり、向かい側の通路にもあふれんばかりの人、人、人。誰かが用意した風船を持って、「再稼働反対」と声をあげます。最初はちょっと恥ずかしいけど、みんなで言えば恥ずかしくない。言いたくなければ、そこにいるだけでもいいんです。

赤ちゃんを抱っこし、ベビーカーをひいた若いお父さんお母さん、中高年夫婦、国会議員、元有名ニュースキャスターなど、さまざまな人が参加し、途中には「ふるさと」の大合唱もありました。福島を思い、未来の子供たちを想う、この時ほど、この歌が心に響いた瞬間はありませんでした。

終了10分前、「再稼働反対」の声はピークに達し、大きな響きになりました。
そして午後8時に終了。主催者の「解散してください」の声に、すっきり解散。皆口々に「お疲れ様」「また来週」と、整然と帰って行きました。

デモでもパレードでもない、平和的な抗議です。
憲法が保障する基本的人権の「表現の自由」という権利を行使しているだけなのです。しかし、東京都内でこれだけの人が集まり、思いを行動に移したことは、ここ30~40年の間にはなかったことでしょう。

原発問題は、エネルギーの分野にとどまらず、どのような文明を創っていくか、社会として何を一番大切にするのかを考える機会となっています。

こうして市民が集い大きな力になれば、その社会を動かすことができるかもしれない。この瞬間が、暴力に頼らず人々が未来を変えてゆく、歴史の1ページになるのかもしれない。そう感じた2時間でした。

 

 

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国会議事堂へ。一人ひとりの小さな声が、みんなで大きな声にできることを肌で感じました。

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手書きのアピールを手に持つ人、ドラムで盛り上げる人、踊る人など、それぞれが元気に思いを伝えていました。警備についていたたくさんの警察官も、冷静で丁寧に対応していました。

企画管理室
清野 比咲子

深海生物や昆虫など人間には思いつかない生きものを知るたびに仕事への意欲をキープしています。ワシントン条約会議で世界の人々の真剣な議論を目の当たりにし、自然保護の醍醐味を味わいました。いまは、地球にダメージを与えない新たな時代の暮らし方を模索し、「環境なくして経済なし」と言い続けています。

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