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【動画あり】WWFの基幹レポート「生きている地球レポート2018」10/30発表します


2018年夏、私たちは、猛暑、豪雨、強風被害など、いままで経験したことがないような事態に遭遇しました。

なんだか地球がおかしい!?と不安を感じた方も多かったのではないかと思います。
実際、温暖化の影響を受けているといわれる近年の異常気象は深刻そのもの。すでに地球は大変な時代に突入したと考える研究者もいます。

そんな地球の健康状況を知る一つの手段として、私たちWWFでは1998年から「生きている地球レポート(Living Planet Report)」を発行してきました。

これは、過去20年にわたり、地球環境の現状を科学的なデータから検証し、明らかにしてきたものです。

その内容はいずれも、地球の自然の豊かさが年々失われる一方、私たち人類による消費の増大が、森林破壊、水産資源の枯渇、温暖化などを引き起こし、環境を圧迫し続けている、というものでした。

© Shutterstock / Piyaset / WWF

今後、さらに深刻化が懸念される危機。私たちは未来に向け、何をすべきなのでしょうか。
ポイントの一つとなるのは「2020年」という年です。

2020年は、国連の「生物多様性条約」が地球の生物多様性の保全を実現するために定めた「愛知ターゲット」の達成年。

さらに、世界が交わした温暖化防止の約束「パリ協定」の発効年でもあります。

地球の自然を守り、温暖化のない未来を築く上で欠かせない、人類の大切な目標の達成が、今から2020年までの約1年半にかかっているのです。

そんな大切な時期を前に、WWFは新しい「生きている地球レポート2018」を10月30日に発表します。

厳しい現実を知り、未来のことを考えていくために。そして、私たちの暮らしが地球の問題と確かにつながっていることを認識し、行動してもらうために。

ぜひ手にとってほしい報告書です。(自然保護室 清野)

© Shutterstock / A3pfamily / WWF

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企画管理室
清野 比咲子

深海生物や昆虫など人間には思いつかない生きものを知るたびに仕事への意欲をキープしています。ワシントン条約会議で世界の人々の真剣な議論を目の当たりにし、自然保護の醍醐味を味わいました。いまは、地球にダメージを与えない新たな時代の暮らし方を模索し、「環境なくして経済なし」と言い続けています。

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