黄海エコリージョン関連 情報まとめ(2006年~2010年)


  • 支援プロジェクト報告:ムアンの地域住民による干潟をテーマにした民族劇祭(2009年9月14日)
  • 支援プロジェクト報告:中国黄海の煙台威海優先保全地域の海洋生物多様性の保護と普及啓発活動(2009年9月14日)
  • 黄海エコリージョン支援プロジェクト 中国・韓国で実施される2009年の8つの活動が決定!(2009年3月17日)
  • さらなる活動の発展をめざす「黄海エコリージョン支援プロジェクト・エクスチェンジフォーラム」を開催(2009年3月10日)
  • 黄海エコリージョン活動情報・関連資料(2009年1月3日)
  • 黄海エコリージョン 生物多様性評価報告書(2008年10月28日)
  • 「黄海エコリージョン生物多様性評価報告書」が発表されました 生態系の保全と持続可能な利用に不可欠なデータを豊富に収録(2008年10月28日)
  • 生命の海・黄海の保全をめざして 中国、韓国、日本協働の海洋生態系保全プロジェクトがスタート(2007年9月7日)
  • 日中韓初!共同で黄海エコリージョン優先保全地域マップが完成(2006年12月8日)

支援プロジェクト報告:ムアンの地域住民による干潟をテーマにした民族劇祭(2009年9月14日)

環境保全の取り組みの主役は、あくまでも地域の人々です。この「黄海エコリージョン支援プロジェクト」では、地域の自治体や学校、そして漁業などに関わる人々と、黄海の大切さ、豊かさについて意識や考え方を共有し、自主的に環境の保全に取り組んでもらうことを目指しています。実際に支援を行なってきたプロジェクトの事例を紹介します。

伝統的な民族劇をきっかけに、地域の人々が保全に参加

【韓国】全羅南道ムアン郡/生態地平研究所 (Eco-Horison Institute)

韓国の全羅南道ムアン郡を含む韓国の西海岸には、韓国の干潟の40%があるといわれています。かつて、河口を埋め立てる計画がありましたが、住民の反対で取りやめになりました。その後、韓国初の湿地保護地域となり、さらに2008年には、湿地の保全をめざすラムサール条約の指定登録地にもなりました。

ラムサール条約に登録された湿地には、生態系の保全と「ワイズユース」を実現することが求められます。ワイズユース(=賢い利用)とは、自然環境を損なわないように配慮しながら、漁業や教育などの場として利用を図ることです。ワイズユースを進めていくには、その地域の住民との協力が欠かせません。

新しくラムサール条約の指定地となったムアン郡で、干潟の保全活動への住民参加に取り組んだのが「Eco-Horison Institute(生態地平研究所)」です。活動のポイントと成果を、Eco-Horison Institute のチャン・チヨンさんと、イ・ソンファさんに聞いてみました。

「地元の海」を舞台に!


--活動の対象となった地域は、どんなところですか?

「産業の中心は漁業と農業で、高齢者の割合が多い地域です。干潟について学ぶワークショップなどを開いても、なかなか参加が得られませんでした。地域の方々にとって、学習会のようなものに出るという行動自体が、ほとんどなじみがなかったのだと思います。それで、やり方を変えなくてはダメだということで、マダングクという韓国の伝統的な野外劇をきっかけにしてみたらどうかと考えたのです」

--マダングクとは?

「韓国人なら誰でも知っているといっていいくらい、文化に深く根ざした芸能です。広い庭で、生演奏とともに演じる野外劇といったところでしょうか。歌や踊りも含まれます。私たちは、ムアン干潟とともに生きてきた生活を描いたマダングクを創作して、地域の人たちに出演者という形で参加してもらったらどうかと考えついたのです。マダングクには、干潟で魚をとる様子や、村祭り、豊漁祈願の様子などを折り込み、干潟の発展や保全を祈る場面も入れました」

--地域の人たちはすんなり参加してくれたのでしょうか?

「女性の方々は特に、地域の伝統芸能に興味を持っていらっしゃったようです。もちろん、最初は、演じるのも恥ずかしがりながら、という感じでしたが、稽古が進むにつれて、干潟そのものにも関心を持つようになってくれました。何より、ふるさとの海、干潟に誇りを持つようになってくださったことが印象的です」

始まった公演


--ラムサール条約の締約国会議でも公演をされていましたね。

「7月に地域のフェスティバルで公演をしたところ、自治体も支援してくれるようになったんです。今年は、3年に一度のラムサール条約締約国会議が、韓国で開催される年にあたっていたこともあり、招待公演という形で、国際会議の場で演じることができました。その様子は、マスコミにも大きく取り上げられ、その後、各地から公演を頼まれるようにもなったんですよ」

--出演者の方々は、公演に仕事に、大忙しですね。

「実は、ラムサール条約の会議の時期もタコ漁の最盛期にあたっていて、本来なら、公演のために漁を休むなど考えられないことなのです。でも、国際的な舞台で、ムアン干潟の誇りを発表できる貴重な機会だからといって、みなさん、参加してくださったのです」

--稽古にも、かなりの時間を割かれたと聞きましたが。

「公演までに22回に及ぶ稽古をしました。3月~10月という農繁期に、稽古や公演をしたわけですから、農業や漁業に携わっておられる方々には大変なことだったと思います。それでも、稽古を通して何度も地域の方々にお会いし、お話しする機会を得られたことが、今回の成果につながったと感じています。時間をかけて、干潟への想い、誇りというものを、住民の皆さんの中に浸透させていくことができたのだと思います」

--今後はどのような展開を期待されていますか?

「今では、地域の方々が自主的に、干潟保全の専門家に話を聞きに行ったり、他の干潟保全グループと訪問しあったりする活動も始まっています。また、ムアン郡の自治体が、干潟保全に取り組む動きもでてきました。干潟保全に必要な地域のネットワークが、着実に育ちつつあると感じています。今後は、そのネットワークを強化することが目標です。活動を広げていくためには、私たちがお手伝いしなくても、地域のみなさんが自主的に公演を行えるようにもしていきたいですね」


支援プロジェクト報告:中国黄海の煙台威海優先保全地域の海洋生物多様性の保護と普及啓発活動(2009年9月14日)

環境保全の取り組みの主役は、あくまでも地域の人々です。この「黄海エコリージョン支援プロジェクト」では、地域の自治体や学校、そして漁業などに関わる人々と、黄海の大切さ、豊かさについて意識や考え方を共有し、自主的に環境の保全に取り組んでもらうことを目指しています。実際に支援を行なってきたプロジェクトの事例を紹介します。

大学生+小学生で、黄海の生きものの保全をアピール

【中国】山東省威海市・煙台市/山東大学威海キャンパス (Shandong University Weihai Branch)

黄海と渤海の間に突き出た中国最大の半島です。半島の先端にあるのが威海市、そのすぐ西側に広がるのが煙台市です。両市とも水産業が盛んで、煙台市の海岸線は観光地としても人気があります。

煙台市の北海岸には、30あまりの島々が連なる長島県があり、国および山東省が指定する自然保護区となっており、ゴマフアザラシも生息しています。黄海のゴマフアザラシは、生涯を黄海で過ごす(他の海域の個体群とは交流していない)貴重な個体群と見られています。

ゴマフアザラシをはじめとする海の生きものをテーマに、「大学生+小学生」という組み合わせで普及活動に取り組んだのは山東大学威海キャンパスの学生さんたちです。李斌さんと王菲さんに、1年間のチャレンジを話していただきました。

学生たちのパートナーシップ

--なぜ、「大学生+小学生」という組み合わせなのでしょう?

「小学生は自由なアイデアを持っているし、大学生は自分たちで行動する力を持っています。また、小学生が参加するとなれば、大学生は模範となるような行動をとろうとするでしょう。活動が最も効果的になる組み合わせだと思います。これは、大学のほうでも奨励されているやり方なので、それを実践してみるよい機会だという意味もありました。」

--小学生と一緒に、どのような活動を実施されたのですか?

「ひとつは海岸清掃です。海の環境に関心を持ってもらうのによい活動だと思ったからです。もうひとつは、ゴマフアザラシのいる長島で、保護区を訪問したり、アザラシを守ろうというパンフレットを作って、観光客に配るという活動を行ないました。」

--海岸清掃は、誰もが参加しやすい活動ですよね。

「はい。ただ、子供たちを海岸へ連れて行くということで、思った以上に安全面を心配する声がありました。小学生の参加を得るには、まず、校長先生にお会いして、一緒に活動したいと申し入れるのですが、最初の学校には、危険なことがあっては困るからといって断られてしまいました。また、参加を承諾してくれた小学校でも、保護者の許可が必要だといわれました。そのときには、校長先生が、保護者の方々に説明をしてくださったので助かりました。」

アザラシという動物

--アザラシの保護区訪問となると、もっと大変だったのでは?

「船に乗って海へ出て、アザラシを観察するということは、やはり危険なので見送りました。その代わり、傷ついて保護されているアザラシを見学させてもらいました。参加してくれたのは長島の地元の小学校です。世界一大きい、アザラシの模型があるという学校なんです。その小学校のシンボルとして、地方政府が贈った模型なんだそうです。」

--地元では、ある程度、アザラシへの関心は高いのでしょうか?

「存在は知られていましたが、保護が必要だとは思われていなかったようです。小学校の子供たちが配ったパンフレットを見て、アザラシは保護すべき動物だと知って驚いた、というのが地元の大人達の反応でしたから。」

--子供たちは、パンフレットの配布を恥ずかしがったりはしませんでしたか?

「思った以上に積極的でした。海岸清掃の時にも、海をきれいにすることに賛同する署名のようなものを集めたのですが、それもとても熱心に集めてくれました。私たち大学生にも、サインするよう求めてきたのには笑ってしまいました。中国では、海岸清掃はアースデーなど特別な日にやる場合が多かったのですが、最近は、普段の日にもおこなわれるようになってきています。」

--参加してくれた小学校とは、今後も活動を続けるのですか?

「長島の小学校では、アザラシの保護区を見に行ったあと、校長先生から子供たちに絵を描くよう勧めてくださいました。その絵を使ってカレンダーを作り、地域の人たちに配ることができました。海岸清掃をした小学校は、校長先生がとても熱心な方なので、今でも連絡をとりあっています。」

広がる取り組み

--他にも、大学生だけで実施した活動もあったそうですが。

「はい。アザラシ保護区の実地調査や、野生動植物の写真コンクールなども行ないました。また、海鮮レストランに、法律で捕獲が禁止されている海洋生物の写真を配って、食べないように呼びかけるという活動です。」

--門前払いされることも多かったのでは?

「最初は、ボランティアでやっているということさえ信じてもらえませんでした。何度も通って、また、法律で禁止されている生物の料理を出さないことは、レストランの営業を妨害することではなく、却って信頼を得ることにつながるのだと訴えました。やっと受け入れてもらったときや、アザラシの保護に賛成だというオーナーの店に当たったときには、とても達成感を感じました。」

--今後はどのような活動に取り組んでいく予定ですか?

「今年一年で、延べ962人の大学生と、160人の小学生が活動に参加しました。今後は、やはり大学生と小学生の組み合わせで、生物の多様性への関心を高める活動に取り組みたいと思っています。政府やマスコミとも一緒に活動できるよう、関係づくりもしていきたいですね。」


黄海エコリージョン支援プロジェクト 中国・韓国で実施される2009年の8つの活動が決定!(2009年3月17日)

記者発表資料 2009年3月17日

【日本・東京発】
WWF(世界自然保護基金)は、パナソニック株式会社の支援を受けて、2007年9月より、黄海の海洋生態系の保全をめざす「黄海エコリージョン支援プロジェクト」を推進しています。このたび、中国および韓国の黄海沿岸域で、地域住民が主体となって実施される2009年の活動団体が決定しました。

黄海エコリージョン支援プロジェクトは、7年間という長期にわたるものです。このうち、最初の2年間は、公募によって、住民主体の普及啓発活動と生息地保全活動を進める計画になっています。選ばれた活動団体には、活動資金の助成と、経験や情報を交換する学びの機会の提供が行なわれます。
2009年に実施される活動についての公募を行なったところ、中国から27件、韓国から5件の応募があり、その中から以下の8つの活動が選ばれました。(詳細は別紙添付資料をご参照ください)

【中国】
CN1.南匯(ナンカイ)区東岸生物多様性普及活動 <上海市>
CN2.生物圏との調和と魅力ある海州湾 <江蘇省連雲港市>
CN3.浅海島嶼海洋生物資源と多様性保護の普及 <山東省日照市>
CN4.湿地と水鳥と環境保護・滄州(ソウシュウ)市湿地保護普及教育活動 <河北省滄州市>
CN5.クロツラヘラサギ中国繁殖個体群の追加調査と環境教育 <遼寧省大連市庄河市>

【韓国】
KR1.漁業者と協力して行う漢江河口の持続可能な水産資源管理活動 <京幾道ゴヤン市>
KR2.シファ湖とテブ島の生産文化と干潟生態地域統合計画の運営 <京幾道アンサン市(テブ島)>
KR3.ムアン郡干潟湿地保護区のあるヨンサン里(村)の持続可能な振興計画 <全羅南道ムアン郡>

これら8つの活動が展開される場所は全て、WWF、KORDI(韓国海洋研究院)、KEI(韓国環境政策評価研究院)によって選定された「黄海エコリージョン優先保全地域」にあたるところです。優先保全地域は、広大な黄海エコリージョンにおいて効果的な保護活動を行なうために、黄海の海洋生態系を支える生きものにとって重要な生息地はどこかを、科学的な知見を集めて検討し、選ばれた場所です。
今回、助成を受けて実施される活動は、2009年12月まで実施されます。2010年1月には、上記の8件の活動を進めてきた団体が一堂に会し、成果や課題について学ぶ機会が設けられることとなっています。


さらなる活動の発展をめざす「黄海エコリージョン支援プロジェクト・エクスチェンジフォーラム」を開催(2009年3月10日)

2009年1月14日~17日、中国の北京市で「黄海エコリージョン支援プロジェクト・エクスチェンジ・フォーラム」が開催されました。中国、韓国、日本から、黄海の海洋生態系保全にかかわる人たちが集い、活動の成果と課題を共有することによって、さらなるステップアップをめざす交流会です。

交流する各沿岸地域の取り組み

参加者は、黄海エコリージョン支援プロジェクトを推進するWWFとKORDI(韓国海洋研究院)、このプロジェクトの単独スポンサーであるパナソニック株式会社、中国と韓国の市民グループ、両国の行政機関、国連機関などから、総勢60名。4日間にわたり、2008年に本プロジェクトからの助成を受けて活動した市民グループの活動報告と、カメラやビデオを活用した広報スキルの研修を中心に進められました。

市民グループによる活動報告

活動フォーカス!

黄海エコリージョン支援プロジェクトは、2007~2014年までの7年計画。そのうち、2010年までの第1ステージは、中国と韓国の市民が中心となって、人と自然が共存していくことの重要性を広く普及する活動に取り組む期間と位置づけられています。
2008年には、中国5団体、韓国3団体に対して助成金を交付。それぞれの地域での普及教育活動が展開されました。

広報スキルの研修

活動を確実にバトンタッチ!

エクスチェンジフォーラム(活動報告交流会)には、2008年に助成を受けて活動した団体に加えて、2009年に助成を受ける予定の団体も参加しました。単なる活動報告会にとどまらず、一年間の活動を通して見えてきた具体的な成果や課題を、確実に次につなげていくためです。

グループディスカッションでは、「やってみて効果的だった方法」の情報を交換したり、共通して「難しかった点」を克服するアイデアを出し合ったりしました。
「よそ者が入ってきてウルサイことを言う、という地元の抵抗感を払拭するには、まず子供たちに協力してもらうのが効果的」「写真や映像があると、理解がスムーズに進む」などの意見に加えて、「高校生に参加してもらったとき、参加する男女の数が同数だと、男子がとても積極的に発言したり行動したりする」というほほえましい報告もありました。

日本のカメラマン、中尾氏による講義

エクスチェンジ・フォーラムの会場となったパナソニックセンター北京では、ちょうど同時期(2009年1月10日~3月31日)に「WWF写真展 黄海~多様な命のかがやき~」も開催されました。撮影者は、日本の有明海で、長年、干潟の自然と文化を撮影してきたカメラマン・中尾勘悟氏です。

一般への普及教育活動を行うにあたって、写真や映像は、大きな力となります。そこでエクスチェンジ・フォーラムでは、中国の動物カメラマンである徐健氏による写真撮影のノウハウ(被写体の選び方、構図、ストーリー設定など)の講義に加えて、中尾氏が講師となり、沿岸域で暮らす人々の暮らしをテーマに、取材と撮影をどう進めていったらよいかのレクチャーも行なわれました。参加者たちは、干潟の風景や伝統的な漁など、自分たちのフィールドと共通するテーマを持つ中尾氏の写真に熱心に見入っていました。

北京郊外で実技実習

助成団体には、このプロジェクトのスポンサーであるパナソニック株式会社より、デジタルカメラとデジタルビデオカメラが各一台ずつ貸与されます。
エクスチェンジフォーラムでは、映像や画像を用いた広報の技術をさらに向上させるために、実技実習も行なわれました。北京郊外の農村を訪ね、4つのグループに分かれて、くじ引きで決まったキーワード(薪取り/魚の養殖/野菜づくり/民宿の暮らし)に従って取材、撮影、ストーリーづくり、発表を行なうというものです。

わずか1日半という短い時間でしたが、みな驚異的な集中力を発揮し、しっかりと中身のある発表資料ができあがりました。「薪取り」のグループは、薪や練炭が依然として主要なエネルギー源になっている村の現状から、森林管理の必要性と、自然エネルギーの重要性を訴えました。

「魚の養殖」グループは、川という連続した生態系への人間による影響について、「野菜づくり」グループは、村の産業の移り変わりと持続可能な生活について、「民宿の暮らし」グループは、伝統的な暮らしの中にある未来へのヒントについて、発表しました。

4日間にわたるエクスチェンジフォーラムは、韓国、中国それぞれの市民グループが交流を深める機会としても、大いに役割を発揮しました。両国とも、市民による自然保護活動はまだ緒についたばかりですが、どのグループも非常にエネルギッシュ。エクスチェンジフォーラムを通して得た横のつながりで、さらに活動がパワーアップしていく手応えを感じる4日間となりました。


黄海エコリージョン活動情報・関連資料(2009年1月3日)

WWFは現在、黄海および渤海を含めた海域を「黄海エコリージョン」として、世界中で優先的に保全すべき自然環境の一つに選び、活動に取り組んでいます。黄海エコリージョンに関連する発信情報および資料についてご案内します。

報告書 その他資料

優先保全地域マップ ファクトシート(Fact sheet:PDF形式)

  1. Yellow Sea Ecoregion
    A global treasure, a global responsibility
    英語版(in English):461KB / 韓国語版(in Korean):3429KB

  2. Mammals of the Yellow Sea Ecoregion and their habitats
    英語版(in English):878KB / 韓国語版(in Korean):2214KB

  3. Birds of the Yellow Sea Ecoregion and their habitats
    英語版(in English):848KB / 韓国語版(in Korean):2701KB

  4. Fish of the Yellow Sea Ecoregion and their habitats
    英語版(in English):5187KB / 韓国語版(in Korean):2052KB

  5. Coastal Mollusks of the Yellow Sea Ecoregion and their habitats
    英語版(in English):5284KB / 韓国語版(in Korean):2439KB

  6. Coastal Plants of the Yellow Sea Ecoregion
    英語版(in English):887KB / 韓国語版(in Korean):2886KB

  7. Algae of the Yellow Sea Ecoregion and their habitats
    英語版(in English):786KB / 韓国語版(in Korean):2197KB

  8. Potential Priority Areas for Biodiversity Conservation of the Yellow Sea Ecoregion
    英語版(in English):532KB / 韓国語版(in Korean):2087KB

  9. Marine Protected Areas and the Yellow Sea Ecoregion
    英語版(in English):712KB / 韓国語版(in Korean):2128KB

  10. Marine Protected Areas and the Yellow Sea Ecoregion
    - A strategic action for Biodiversity Conservation 1
    英語版(in English):630KB / 韓国語版(in Korean):2063KB

  11. Marine Protected Areas and the Yellow Sea Ecoregion
    - A strategic action for Biodiversity Conservation 2
    英語版(in English):597KB / 韓国語版(in Korean):1980KB
     

全文(Fact Sheet 1~12)
中国語版(in Chinese):461KB / 正誤表(Errata in chinese):149KB


黄海エコリージョン 生物多様性評価報告書(2008年10月28日)

黄海エコリージョン生物多様性評価報告書は、日本、韓国、中国の科学者が協力してつくった、渡り鳥やアザラシ、魚類や貝、海藻など、さまざまな野生生物の生息地評価を、一冊の報告書にまとめたものです。この報告書では、全部で6種に分けられた動植物種のそれぞれの生息地評価と、それをもとにしてつくられた、黄海の生物多様性をまもるために優先的に保護されるべき、生物学的に重要な地域をマップに表しました。

中国、韓国、日本の科学的知見の融合

黄海エコリージョンは、中国、韓国、日本、(北朝鮮)に囲まれた海です。この黄海で保全計画をするためには、それぞれの国の研究者たちが言葉の壁を乗り越え、協力し、知見を融合する必要がありました。そのため、日、中、韓国のNGOと研究機関のそれぞれの担当者が、コーディネータとなり、6種の分類群ごとにその分野に精通した自然科学研究者を、生物多様性評価作業部会として組織しました。これにより水産学、鳥類学、植物学、など普段あまり交流のない分野の研究者が、生物多様性を評価する体制を築くことができ、この報告書を完成させることができました。

黄海エコリージョン生物多様性評価レポート
Biological Assessment Report of the Yellow Sea Ecoregion:PDF形式

分類群・項目
(Taxonomic group/Items)
黄海エコリージョン生物多様性評価レポート
Biological Assessment Report of the Yellow Sea Ecoregion
序文 Introduction
目次、前書き、謝意 Contents, Forwards and Acknowledgements
海棲哺乳類 (Mammal) 中国(China) 韓国(Korea)  
鳥類 (Bird) 中国(China) 韓国(Korea)  
魚類 (Fish) 中国(China) 韓国(Korea) 日本(Japan)
沿岸の貝類 (Mollusk) 中国(China) 韓国(Korea)  
沿岸植物群落 (Coastal Plant) 中国(China) 韓国(Korea)  
海藻類 (Algae) 中国(China) 韓国(Korea)  
付録 Appendices
表紙 表紙1(Cover1) 表紙2(Cover 2)  

「黄海エコリージョン生物多様性評価報告書」が発表されました 生態系の保全と持続可能な利用に不可欠なデータを豊富に収録(2008年10月28日)

記者発表資料 2008年10月28日

本日、韓国の慶尚南道(キョンサンナムド)昌原(チャンウォン)市で始まった第10回ラムサール条約締約国会議において『黄海エコリージョン生物多様性評価報告書(Biological Assessment Report of the Yellow Sea Ecoregion, 英文,239ページ)』が発表されました。黄海エコリージョンとは、ひとつづきの海洋生態系としてまとまりを持つ、渤海、黄海および東シナ海の一部を含む約46万平方キロの海域です。

今回、発表となったレポートは、黄海エコリージョンの生態系を構成している多様な生物の中で、特に注目すべき129種について、それぞれの重要な生息地を詳細に示したものです。編集・発行はWWFジャパン、WWFチャイナ、KORDI(韓国海洋研究院)、KEI(韓国環境政策評価研究院)。収録されたデータは、中国・韓国・日本の3カ国の研究者が2年にわたって検討を重ねてきた結果に基づいています。本レポートで評価が行われた129種の野生生物の内訳は以下のとおり。

  • 哺乳類 :ゴマフアザラシ、ミンククジラなど4種
  • 鳥類  :ズグロカモメ、クロツラヘラサギなど14種
  • 魚類  :キグチ、タチウオなど38種(エビ類、イカ類を含む)
  • 貝類  :アサリ、ハマグリなど30種
  • 沿岸植物:ヨシ、シチメンソウなど20種
  • 海藻類 :マコンブ、ワカメなど23種

本レポートの最も大きな特徴は、国境を越え、さらに生物の分類の枠を越えて、ひとつの海洋生態系の重要な構成員を、まとまった形で評価していることです。ズグロカモメやクロツラヘラサギといった希少生物だけでなく、アサリやタチウオなど、漁業資源として人間の暮らしに密接にかかわる生物についても、同様に評価が行なわれました。

ラムサール条約も、当初は"特に渡り鳥にとって"重要な湿地の保全を目的としていましたが、前回の第9回ラムサール条約締約国会議で「水産資源の保全、生産及び持続可能な利用」を条約締約国に求める決議(決議Ⅸ.4)が採択されるなど、対象とする範囲が広がっています。これは、豊かな生態系を維持するためには「生物の多様性」の確保が欠かせないという認識が根付いてきていることの現れでもあります。今回、発表されたレポートは、黄海エコリージョンの生物多様性の保全と持続可能な利用の両方を図っていく上で、貴重なデータを提供するものです。

WWFは、2007年よりパナソニック株式会社の支援を受けて「黄海エコリージョン支援プロジェクト」を開始しており、今回発表されたレポートにも収録されている生物多様性のデータに基づいた形で、海洋生態系の保全と、人の暮らしの発展の両立をめざす活動に取り組んでいます。

関連情報

■『Biological Assessment Report of the Yellow Sea Ecoregion』(英文/239頁)は、こちらからダウンロードできます。

■黄海エコリージョン支援プロジェクト

中国、韓国、日本が協力して、黄海エコリージョンの生物多様性の保全と、持続可能な発展を図ることを目的とし、2007年~2014年の7年間を以下の3つのステージに分けて活動している。

  • 第1ステージ(2007.8~2010.3)
    中国および韓国の地域社会が主体となって行う普及啓発活動と、生息地保全活動を公募し、活動資金の助成と、経験や情報を交換する学びの機会の提供を行う
  • 第2ステージ(2010.1~2013.3)
    中国・韓国でそれぞれ1カ所ずつモデル地区を設けて、国際基準の生息地管理手法を利用しつつ、3年間で地域の特性に合った保全の取り組みを、地域社会と協働で行う
  • 第3ステージ(2013.4~2014.9)
    第1ステージの助成事業による事例と、第2ステージのモデル地区の成果事例をまとめ、中国・韓国をはじめ、世界に"アジアの里海共生モデル"を発信し、より広い地域で同様の取り組みの展開を呼びかける

生命の海・黄海の保全をめざして 中国、韓国、日本協働の海洋生態系保全プロジェクトがスタート(2007年9月7日)

共同記者発表資料 2007年9月7日

世界自然保護基金(WWF)/松下電器産業株式会社

【中国・北京発】 世界自然保護基金(以下WWF)と、松下電器産業株式会社(以下松下電器)は、黄海の海洋生態系の保全をめざす「黄海エコリージョン支援プロジェクト」を推進することに同意いたしました。双方は、本プロジェクトを通じて、優先保全地域における環境改善への貢献と本プロジェクトに関わる環境団体が持続可能な活動ができるよう、WWFは自然保護活動に関するノウハウの提供等による技術的支援を、松下電器はWWFのコーポレートサポーターとして資金的支援を、7年にわたり協力して行います。

黄海は、中国と朝鮮半島に囲まれた海域です。世界最大級の大陸棚を持つことから、きわめて高い生物の多様性を誇ると同時に、古くから豊かな漁場として利用されてきました。黄海エコリージョン支援プロジェクトは、黄海、渤海および東シナ海の一部を含めた約46万平方キロの海域を「黄海エコリージョン」とし、海洋生態系と、沿岸にすむ人々の暮らしが、共に今よりも豊かになっている未来をめざします。

WWFとKORDI(韓国海洋研究院)とKEI(韓国環境政策評価研究院)は2002年7月から、黄海の海洋生態系を支えている生きものにとって重要な生息地を、科学的知見を集めて割り出すプロジェクトに取り組んできました。2006年12月には「黄海エコリージョン優先保全地域マップ」を発表。広大な黄海エコリージョンにおいて、どこを優先的に保全すれば高い効果が得られるかを明らかにしました。このマップは、UNDP(国連開発計画)による黄海の環境保全政策にも活かされています。

マップに示された優先保全地域において、適切な保全と効果的な管理を行い、また、広く一般の関心を確実に高めることをめざして、本日、7年に及ぶ黄海エコリージョン支援プロジェクトが正式に発足することとなりました。

中国においては、WWF中国と、中国の沿岸および海域の利用・管理を管轄する中央官庁である中国国家海洋局(SOA)が協働する形でプロジェクトが進められることとなります。WWFとSOAの協力関係が生まれたことにより、黄海エコリージョンの周辺にあって、海洋保護区の設計と管理に関する経験や知識といった共通の関心を持つ地域とも、手を携えていく可能性が期待されています。

韓国においては、KORDI(韓国海洋研究院)が黄海エコリージョン支援プロジェクトの主要な推進主体となります。

■黄海エコリージョン支援プロジェクトは、次のような特徴を持っています

  1. 人と海とのつながりが深い「アジアの里海」とも言うべき地域であることから、人の暮らしの発展と海洋生態系の保全の両立を念頭においている
  2. 日本の企業が、国際的な生物多様性保全プロジェクトを7年という長期にわたって支援する
  3. 日本、中国、韓国のNGOと研究機関が協力し、それぞれの経験を相互に生かして取り組む
  4. UNDP(国連開発計画)のプロジェクトとも連携することによって、地域社会だけでは解決できない問題への政策対応を視野に入れている

■黄海エコリージョン支援プロジェクトの7年間の計画は、次のような構成となっています

第1ステージ (2007.8~2010.3)
中国および韓国の地域社会が主体となって行う普及啓発活動と、生息地保全活動を公募し、活動資金の助成と、経験や情報を交換する学びの機会の提供を行う

第2ステージ (2010.1~2013.3)
中国・韓国でそれぞれ1カ所ずつモデル地区を設けて、国際基準の生息地管理手法を利用しつつ、3年間で地域の特性に合った保全の取り組みを、地域社会と協働で行う

第3ステージ (2013.4~2014.9)
第1ステージの助成事業による事例と、第2ステージのモデル地区の成果事例をまとめ、中国・韓国をはじめ、世界に"アジアの里海共生モデル"を発信し、より広い地域で同様の取り組みの展開を呼びかける

■松下電器が、WWFのコーポレートサポーターとして本プロジェクトを支援します

 

 松下電器は、本プロジェクトが、環境分野の中の生物多様性保護を目的としており、日本・中国・韓国にまたがる活動であることから、WWFの主旨に賛同して、支援を行うことを決定しました。またWWFジャパンが実施している「有明海プロジェクト」を、2000年から2005年まで支援しましたが、その保全ノウハウは本プロジェクトにも活かされます。

 かねてから松下電器は、事業ビジョンとして「ユビキタスネットワーク社会の実現」と「人類と地球環境との共存」に貢献することを掲げて事業を展開しており、企業市民活動については、「育成と共生」を行動理念に、「子ども」「環境」「福祉」の3つを重点分野として、継続性のある活動をグローバルに取り組んでいます。こうした考えに基づき、松下電器は7年間という長期にわたって本プロジェクトを支援します。

 また松下電器は、日本を含むアジア地域の企業としては初めてとなる、WWFインターナショナルの国際的な企業パートナースキームである「コーポレートサポーター」として、黄海エコリージョン支援プロジェクトを支援します。今後、コーポレートサポーターとして、黄海エコリージョン支援プロジェクトの共同推進のみならず、森林保全の観点から日本における松下グループ全体の紙のグリーン購入方針についてもWWFと意見交換を行い方針に反映させるなど、包括的な環境保全活動に協力して取り組んでいきます。
 

■助成団体の公募を開始します

 本日9月7日、WWFとKORDIは、第1ステージにおいて資金面の助成と情報面の支援を行う団体の公募を開始します。助成応募団体は、黄海エコリージョン優先保全地域マップが定める都市を対象に活動を行うことが条件となっています。

 応募期間は10月31日までの約2カ月間です。その後、申請書の審査を経て、12月までに黄海エコリージョン支援プロジェクト・アドバイザリーグループによって、最終的な助成先が決定されます。1年目(2008年1月~12月)は、中国で約5ヵ所、韓国で約3ヵ所を対象にした地域社会による活動がスタートする予定です。

 2020年までに、黄海エコリージョンの海洋生態系と沿岸にすむ人々の暮らしを、共に今よりも豊かにする礎を築くこと。それが黄海エコリージョン支援プロジェクトが描く未来への展望です。

参考情報

本プロジェクトの調印式を、9月26日に北京で開催される「松下グループ・中国環境フォーラム2007」にて行います。調印式には、WWFインターナショナル、WWFジャパン、WWF中国、KORDI(韓国海洋研究院)、松下電器産業株式会社、パナソニックチャイナが参加する予定です。


日中韓初!共同で黄海エコリージョン優先保全地域マップが完成(2006年12月8日)

>記者発表資料 2006年12月8日

【東京発】WWF(世界自然保護基金)は、日中韓のNGOと研究機関の協力により、黄海地域で初めての生物多様性マップ「黄海エコリージョン優先保全地域マップ」(日・英・中・韓国語版)を完成した。2006年12月12日から16日まで中国の海南省で開催される国際会議「東アジア海洋会議2006」でこのマップを発表する。マップの完成により、黄海地域において優先して保全すべき海洋生態域が明らかになり、今後の両国での保護区指定に役立つものと期待される。

この優先保全地域マップは2005年の黄海エコリージョン生物多様性ビジョン国際会議において提唱されたものである。WWFジャパンは、WWF中国、KORDI(韓国海洋研究院)、KEI(韓国環境政策・評価研究院)とともに、2002年より優先保全地域選定のプロジェクトに着手した。2005年3月には、UNDP(国連開発計画)との間で、黄海の海洋生態系保全のために公式に協力することで合意文書を交わした。それにより、日本、中国、韓国のNGOと研究機関が進めてきた重要地域の選定結果とそのデータが、UNDPが2005から2009年にかけて行なっている国連黄海プロジェクトに活用されることになった。このプロジェクトにはWWFも参加し、中国、韓国両政府と共に、黄海における生物多様性を保全するための国際的な計画とそれに基づく各国内での政策を立案し、実施していく予定である。

このマップは、黄海エコリージョンにおける、重要な優先保全地域23ヶ所を選定した。選定方法としては、6つの生き物の分野(①海棲哺乳類②鳥類③魚類④沿岸の貝類⑤沿岸植物群落⑥海藻類)ごとに、それぞれの生物にとって重要な生息地を選び出して6枚の地図を作成し、それらを複合的に重ねる手法を採用した。こうして選定された地域は、優先的に守っていくべきところであり、保護区の指定に役立つものとして期待される。

このマップ作成を指揮したWWFジャパン海洋プログラムリーダー東梅貞義は「WWFジャパンという日本のNGOがイニシアティブを取り、中韓のNGOや関係する研究者に協力を働きかけ、国際的に作成が求められていたにもかかわらず実現していなかった黄海の優先保全地域マップが作り上げられたことは画期的なことである。さらにこうした活動が国連をも動かしたことは新しい自然保護活動の形といえる。」とその重要性を主張している。

WWFジャパンでは、作成されたマップをもとに、日本の行政や企業などにも協力を呼びかけ、日本にも大きな影響をもたらす黄海の保全を、中国・韓国関係者と協力して、今後も継続していく予定である。

黄海エコリージョン優先保全地域マップとは

中国と韓国の沿岸と、両国にまたがる海域のうち、世界的に重要な生き物の生息地23ヶ所を示した地図。優先保全地区には、中国では長江(揚子江)河口域(上海市)、韓国キョンギ湾(ソウル近郊)、黄海中央部の冷水塊域などがある。

黄海の現状

黄海は、中国と朝鮮半島に囲まれ、漁業資源に恵まれた豊かな漁場であり、多くの野生生物が生息する。太平洋・インド洋を代表する大陸棚を持った海洋環境である。しかし、近年の沿岸域開発に伴う埋立や干拓、養殖産業の拡大などの環境破壊によって、貴重な自然が失われつつある。中国では1950年当時と比べ、干潟が約37%減少。韓国でも、1917年から100年も経たない間に、43%の干潟が失われた。 また、漁業についても、過剰な漁獲による資源の枯渇が深刻化しつつある。1960年と比べ、現在の漁獲量は魚の種類によっては約10分の1にまで減少してしまい、これらの資源の過剰な利用も、黄海の生態系を脅かす大きな要因となっている。

黄海と日本の関係

黄海の自然は、日本の有明海の環境に非常によく似ている。生息する様々な生物、たとえば、カニや魚、貝などについても、両方の海で共通する種が多い。さらに、双方ともに、世界的に重要な渡り鳥の飛来地でもある。また、昔から漁業が盛んな点においても獲れる海産物や漁法などに共通点が多く見られる。現在日本は、黄海産のハマグリやアサリ、タコなどの海産物をこの10年ほどの間に大量に輸入・消費しており、消費大国としても黄海の自然環境の保全に大きな責任があるといえる。

WWFグローバル200

WWFはこの黄海および渤海を含めた海域を「黄海エコリージョン」として、世界中で優先的に保全すべき自然環境「WWFグローバル200」の一つに選び、2002年より保全をめざし活動を開始してきた。この活動である「黄海エコリージョン保全プログラム」は、日本、中国、韓国の三カ国が協力して保全に取り組む、国境を越えた国際協力プログラムである。また、沿岸域それぞれの地域レベルで、自治体や研究者、NGO、教育関係者などの多様な人々を結びつけ、持続的な社会への未来作りをめざす画期的な取り組みでもある。

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