太陽光リサイクル新法 これからが正念場だよ


どうも、気候・エネルギーグループで再生可能エネルギー担当をしている市川です。

去る2026年5月29日、参議院の本会議で1つの法案が可決したのをご存じでしょうか? いくつかのニュース・紙面でも報道されたので知っている方も多いかもしれません。それは、太陽光パネルのリサイクルを促進するための法律です。

気候対策に重要な太陽光発電ですが、最近ではつくる(設置の)際の環境影響をどのように低減させるかに議論の焦点があたっています。もちろん、それも大事なのですが、同じくらい大事なのが使った後の対処です。なにせパネルを全てを埋め立てるとなれば相当なボリュームになるからです(ピーク時には年50万t!)

だからですが、長期利用,リユース,そしてリサイクルが大事。そんなリサイクルを義務化するため、一昨年から議論が進められており、先日まで参議院で法案が審議されていました。

私も参議院の環境委員会で参考人招致され、アレコレとお話をしてきました(正直、疲れました)。

出典:参議院環境委員会のアーカイブより
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=9046

リサイクルの法律ができたのは良いことなのですが、じつは今回成立した法案、一部の大きな発電事業者には計画提出と実施が義務付けられていますが、すべての事業者ではありません。また、厳密にはリサイクル努力を義務付けるものです。

ひとまず、動き出したのはいいことですが、本来は踏み込むべきだった点(だれがどれくらいのリサイクル費用を負うべき?どれくらいの費用負担感なの?)も、まだまだ十分には調査・分析そして議論されてはいません。

と、言ったことを国会で述べてきました。

法が成立したので、今後は国の審議会で細かなルール(努力すべき内容=基準)が作られていきます。“神は細部に宿る“の言葉のとおり、良いものにできるか、これからが正念場です。

是非、みなさんもニュースでその行方をウォッチしてくださいね

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自然保護室(気候・エネルギー)
市川 大悟

学士(農学)
準学士(機械工学)
高等専門学校で機械工学を専攻後、大学で環境学を修了。卒業後は工学分野の知識を活かし、環境分野とも関わりの深いエネルギー分野のエンジニアを経て、2012年にWWF入局。以降、再生可能エネルギーのプロジェクト担当者として活動。

子どもの頃にどっぷり遊び漬かった田舎の原風景。その自然をこれからも残したいと考えてWWFに。元は畑違いのエンジニアですが、逆に培った工学の経験と環境の知識を糧に、エネルギー面から環境問題の解決に貢献したいと考えています。主な活動は、地域での再生可能エネルギーの導入を手助けすること。モデルプロジェクトの組成や、合意形成の援助、国の制度を変えるための政策提言などを行っています。
人と自然が共存できる社会を、皆さんにお見せできるよう、これからも頑張っていきます!

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WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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