© Getty Images / pidjoe / WWF-US

7/5,6開催:農業×再エネを学ぼう!ソーラーシェアリングフェスティバル in 東京


気候変動問題の解決に向けて、CO2を排出しない太陽光や風力などの再生可能エネルギーの普及拡大がいま必要とされています。他方、その導入においては、自然環境に影響を及ぼさないことが求められています。

そのなかで昨今注目されているのが、農地の上に設置する太陽光発電、通称「ソーラーシェアリング」です。既存の農業生産を維持しながら発電できる特徴にくわえ、既に人の手が入った農地に設置することから、新たに自然に手を入れる必要がなく、 環境負荷が小さい利点があります。

© 一般社団法人ソーラーシェアリング推進連盟

7月5,6日の2日間にわたり、このソーラーシェアリングの取組みを学び、実践者と交流を深めるイベント(全国大会)が東京で開催されます。先駆的な国内外の事例紹介はもちろん、研究者等による発表 も予定されており、深くこの取り組みを学ぶ良い機会となります。

イベントの参加は無料で(※懇親会は有料)、事前登録が必要になります。申込先は以下のリンクの特設ページ内にあります。
https://solar-sharing.jp/eventseminar/6465/

ソーラーシェアリングは、これまで国内に導入された太陽光発電のまだ1%未満で、まさにこれから伸びていく新しい取組みとして期待されています。なお、現在WWFジャパンでも、福岡県の農業者と協力してこのソーラーシェアリングの実例づくりに取り組んでいます。

是非、年に一度きりのイベントに参加して、多くの農業者の方による実際の脱炭素の取組みと勢いを感じてください。当日は、農業者による農産物の出店等もあるそうです!

(気候・エネルギーグループ 市川大悟)

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自然保護室(気候・エネルギー)
市川 大悟

学士(農学)
準学士(機械工学)
高等専門学校で機械工学を専攻後、大学で環境学を修了。卒業後は工学分野の知識を活かし、環境分野とも関わりの深いエネルギー分野のエンジニアを経て、2012年にWWF入局。以降、再生可能エネルギーのプロジェクト担当者として活動。

子どもの頃にどっぷり遊び漬かった田舎の原風景。その自然をこれからも残したいと考えてWWFに。元は畑違いのエンジニアですが、逆に培った工学の経験と環境の知識を糧に、エネルギー面から環境問題の解決に貢献したいと考えています。主な活動は、地域での再生可能エネルギーの導入を手助けすること。モデルプロジェクトの組成や、合意形成の援助、国の制度を変えるための政策提言などを行っています。
人と自然が共存できる社会を、皆さんにお見せできるよう、これからも頑張っていきます!

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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