これからのアジアの環境保全を考える 中国深圳の町にて
2018/03/16
事務局長の筒井です。
先日、中国の深圳に行ってきました。アジア・太平洋地域のWWF事務局の代表による会議に参加するためです。
WWFはもともと、ヨーロッパで設立された団体ですが、今では70カ国以上に拠点を持ち、アジアにも23の国と地域に事務局を構えています。
今回の会議では、そうした国々の代表が集まり、国境を越えた視点から、これから重点的に取り組むべき活動や、その活動を支える資金を作る取り組みを、どう協力して実現していくかを話し合いました。
その中には今後、スリランカなどに新たな事務局を開設することや、これまで欧米のWWF事務局から回ってくる資金で活動していたアジアの途上国のWWFが、自立した運営を目指す、といった新しい試みもあります。
何より、人口も経済も、これからさらに拡大していくアジア・太平洋地域は、世界の環境問題においても、重要なカギを握る地域です。
ここでの今後の取り組みが、地球環境の未来を左右する、といっても過言ではないでしょう。
こうした世界の動きと変化を見据えながら今、WWFもその活動を大きく広げようとしています。
あと数年でWWFジャパンも設立から50年を迎えます。
今回の深圳訪問では、新興するアジア諸国の仲間たちの取り組みをサポートし、また学び、刺激を受けながら、より大きく成長してゆきたい、そんな思いを新たにしました。
WWFジャパンの会員の方々をはじめ、これまでの私たちの取り組みをご支援くださってきたサポーターの皆さまに、この場をお借りしてあらためてお礼を申し上げますと共に、これからも活動へのご理解とご支援をいただければ幸いです。