ワシントン条約締約国会議開催年!講座を開催しました


トラフィックの西野です。
5月12日に港区立エコプラザで「ワシントン条約」に関する特別講座を行ないました。

これは、今年の9月24日から10月5日まで南アフリカ共和国で開催される「ワシントン条約」の第17回締約国会議(CoP17)に向けた情報発信の第一弾で、今回の会議の注目ポイントなどをお話ししました。

「ワシントン条約」は、絶滅の危機にある世界の動植物を守るため、その国際取引を規制する国際条約。

その会議に際しては、マスコミをはじめ、たくさんの方が「どんな動植物が規制対象になるのか!?」という点に注目しがちです。

COP17で「附属書Ⅱ」への掲載が提案されているオウムガイ

しかし、規制が全て禁止を意味するわけではなく、誤解されることもしばしば。そこで今回は、会議の意義や内容も含めた基礎編として実施しました。

会場からは、条約違反の罰則や、条約が定める「絶滅危機」の定義などについて、多岐にわたるご質問をいただいたほか、中には、「絶滅危惧種ではなくても、外来種として国内で駆除対象になりかねない動物の輸出入を規制すべきではないか」といった、踏み込んだご意見も。こちらも頭をフル回転させて回答させていただきました。

ご参加くださったみなさん、本当にありがとうございました。

ワシントン条約は、取引や利用をただ規制、禁止するためのものだ、と思われることがありますが、決してそうではありません。

野生生物の持続可能な利用を考えながら、保護活動を現実的なものとして進めていくことも、大切な目的です。

こうした「野生生物との付き合い方」について、皆さんのさまざまな思いに触れ、また、私たちの活動の使命を改めて噛みしめた夜となりました。

次回、さらに内容に踏み込んだ「応用編」などの講座も企画したいと思いますので、ぜひご参加ください!

関連情報

トラフィックでは、会議に関する情報をHPに随時更新して掲載していきます。
公表された附属書改正提案の和訳版を掲載しています。順次情報を増やしていきますので、ぜひ、ご覧ください。

平日にもかからず用意した席はほぼ満席。講座終了後には「新たなことがわかった」といった声を多くいただき 、開催した甲斐がありました!

トラフィック報告書と税関差し止め品(経済産業省にお借りしたもの)

この記事をシェアする

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP