ゴーストギアについて日経新聞の取材を受けました
2026/08/28
夏といえば「怪談」ですが、幽霊みたいに海中でゆらゆらとうごめく、幽霊漁具=ゴーストギアはご存知ですか?
ゴーストギアは、台風で流されたり、投棄されたりして、海に流出した漁網など、業務用の漁具由来のプラスチックごみのことです。
世界の海洋プラスチックごみの1割を占めると言われています。

ゴーストギアは、海底に沈んでサンゴ礁や藻場に覆いかぶさり、海の環境や生き物の脅威になるだけでなく、船のスクリューに絡んで航行を妨げるなど、観光や地域経済にも大きな損害を与えます。
プラスチック製のその丈夫さゆえに、魚などを獲り続けて水産業の妨げになる、このゴーストギア。
そんな、社会的な問題となっているゴーストギア被害について、日本経済新聞社の取材を受けました。さまざまな社会課題を掘り下げる「Inside Outインサイドアウト」というシリーズの記事です。そして先日、掲載されました。
私たちは、ゴーストギアの問題を解決するため、2023年7月に「ゴーストギア調査隊」を開始。日本の7海域で、ダイビング事業者や漁業者、そして地元自治体と協力しながら、海での実態調査を実施。また可能な場合はゴーストギアの回収も実施してきました。
また、この6月から7月にかけては、その結果をふまえ、環境大臣や農林水産大臣に、取組や対策の迅速化を求める要望や提言も実施。
今回の取材でも協調しましたが、その背景には、今の法律や制度では、経済的にも労力的にも、漁業者への負担が大きいため、解決がなかなか進まない現状があるということです。そして今後、適切で効果的な対策を進めるには、まず国が、コーストギアの現状を正確に把握する必要があります。

日本は豊かな海に囲まれた海洋国です。外国からゴーストギアが流れてくるという問題もあり、国際的な協力も必要です。台湾や韓国などとも協力しながら、漁業者だけに任せず、国、地方自治体、企業も、あらゆる関係者を巻き込んで初めて解決につながる、とても大きな問題です。
現在「ゴーストギア調査隊」で得た知見や、課題の解決に向けて求められることなどを、報告書にまとめているところです。
プラスチック汚染のない、海の未来を目指して!
9月中にはウェブサイトで公開するので、ぜひ、ご期待ください。



