© John E. Newby -WWF

ペット関連企業でも「エキゾチックペット問題」を考える!


新型コロナウイルス感染症による生活環境の変化で、ペットを求める人たちが急増していると言われています。

また、このコロナによる大変な状況を乗り越えるのに、ペットの存在がなくてはならなかった、と答える人もいるそうです。

ただ、「癒し」や「喜び」を与えてくれるペット需要の裏側では、野生動物の「密輸」が起きていることを忘れてはなりません。

©TRAFFIC

ペットとして人気が高いピグミーマーモセット。過去に密輸されたことがある動物種のひとつ。

海外産のフクロウやオオトカゲ、小型のサルなど、日本には生息していない野生動物をペットにした「エキゾチックペット」は長年、その犠牲になってきました。

日本向けの密輸事件が後を絶ちません。

TRAFFICが2020年6月に発表した報告書によると、2007年~2018年に日本向けの密輸として押収された野生動物のエキゾチックペットは合計1,161匹にも及びます。

この無くならない密輸問題に、ペットに携わる企業でも関心が高まっています。

先日、ペット保険を提供するアニコム損害保険株式会社で、社員の皆さんにエキゾチックペットの問題をお話ししてきました。

©WWF ジャパン

講義では国際取引規制や密輸が起こる背景、無秩序なペット需要に動物由来感染症問題まで多岐に渡って解説。参加者の皆さんは1時間にも及ぶ講義に熱心にメモを取り、耳を傾けてくださいました。

参加者からは、たくさんの質問をいただくとともに、エキゾチックペット需要が生態系を脅かす問題であることへの認識が高まった、密輸問題の解決のために貢献したい、という声が聞かれました!

密輸が起こる要因には、水際での摘発率の低さ、不十分な日本の法規制、販売事業者の責任の欠如、などさまざまです。

こうした問題を解決するためには、国、販売事業者、ペット関連企業、消費者などが、それぞれの責任と役割を認識し、連携して取り組んでいくことが重要です。

持続可能なエキゾチックペット取引の実現に向け、これからも関係者への働きかけとサポートを行なっていきたいと思います。

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