撮影:奄美哺乳類研究会

奄美大島で「ニャンともフェスティバル」を開催


アマミノクロウサギをはじめ希少野生動物が生息する奄美大島。現在、野生化したネコ(ノネコ)による島の野生動物の捕食が大きな問題になっています。

この問題について、WWFは、トヨタ自動車環境活動助成プログラムの支援を受けながら、地元団体「奄美ネコ問題ネットワーク」の活動をサポートを実施。

今回、その一環として、ネコの適正飼育を呼びかけるイベントの開催に協力しました。

アマミノクロウサギ。「奄美」の名前を冠したこの島にしか生息しない固有種。撮影:奄美哺乳類研究会

12月15日に奄美大島のAiAiひろばで開催されたイベントタイトルは「ニャンともフェスティバル ~NO NECO、 NO LIFE~」。
これには、ノネコが島の野生生物の命を奪ってしまう一方、ネコの命も大切にしたいという思いが込められています。

そもそもノネコが発生する原因は人間にあります。
屋外での放し飼いや山中への投棄などを改めることなしに問題は解決しません。

そのためには、地元の人たちに、この問題を理解し、考えてもらう必要があります。

  • さらに表示する

そこで今回は、これまでにない面白い出し物を用意し、楽しみながら学べるイベントを目指しました。

地元中学校による大河ドラマのテーマ曲演奏に続き、高校の放送部が制作したネコ問題ドキュメンタリーを紹介。
さらに、戦隊ヒーローが登場する、ネコも野生動物も幸せになるための飼育マナーをテーマにした寸劇も演じられました。

今回イベントには、親子から高齢者まで150名を超える方々が来場。
企画から当日の運営まで地元団体と自治体が協力して実現したイベントとなりました。

島民の老若男女多くの方が参加されました。子供たちも制作作業に真剣に、楽しく参加。

地元保全団体や自治体職員が様々なキャラに扮したステージ

この島民による島民向けの取り組みは今後、世界遺産登録に向けて、島に住む人々が自然のことを考え、身近なペットの飼育を見直すきっかけとなる大きな一歩だと感じました。
こうした様々な立場の方による、地域の保全にむけた連携した取り組みを、これからも支援していきます。(自然保護室:権田)

自然保護室 国内グループ所属
権田 雅之

南西諸島プロジェクトを担当。陸域での取り組みを行なっています。

亜熱帯に属する琉球列島の島々で、アマミノクロウサギをはじめ希少生物やその生息地の保全に、地域の方々と共に取り組んでいます。問題と地域社会の変革は、国外の他の島々でも同じような問題と解決の縮図。次の一手は東南アジアの島々や地域への拡大もありや。

この記事をシェアする

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP