[COP10関連] 琵琶湖を支えているのは内湖なのだ!
2010/10/10
昨日、滋賀県の近江八幡市で、内湖の一つ「西の湖」の保全を考えるシンポジウムが開催されました。
内湖とは、琵琶湖の周辺に点在する小さな池や湖のこと。最近は開発で大半が失われてしまいましたが、近江八幡市にいまも残る「西の湖」は、その代表的な場所です。
この西の湖は、ヨシなどの植物が群生して琵琶湖の水を浄化し、魚や貝の産卵場となり、鳥や昆虫のすみかにもなっている、琵琶湖の生物多様性を担う大事な場所です。2008年には、琵琶湖に追加する形で、「ラムサール条約」にも登録されました。
強い雨の中で開かれた、5時間に及ぶシンポジウムでは、西の湖の保全に向けた、さまざまな取り組みが報告され、地元をはじめ80名近くの方がご参加くださいました。
また、WWFも「WWF・ブリヂストンびわ湖生命の水プロジェクト」の一環としてシンポジウムの開催に協力、スタッフも講演者の一人として参加させてもらって、市民の活動にエールを送りました。
会場は最後まで、「今の子どもたちに、西の湖の自然や文化的な価値を伝えたい」と願う、たくさんの人たちの熱い思いで一杯でした。
琵琶湖の生物多様性をテーマに、COP10に先立って開かれたこのシンポジウム、詳しい内容は、後日あらためて報告させていただきます!