続報「久米島応援プロジェクト」


自然保護室の権田です。
昨年9月まで展開していた、沖縄の「久米島応援プロジェクト」の続報です。

この久米島応援プロジェクトでは、サンゴ礁をはじめとする、島の沿岸の生態系に影響を及ぼす赤土の流出問題に取り組んできました。

そして今回、プロジェクトの終了を受け、事後調査として全島民の方(!)を対象に、島の自然に対する意識の変化について、アンケート調査を実施しました。

2月28日と3月1日には、この結果集計が一段落したので、現地、久米島にて報告会を開催。島の皆さんがどのようなことに関心を持ち、問題意識をお持ちなのか、その一端が見えてきました。

アンケートは、3925世帯の全てに配布し、約33パーセントというこの手のアンケートとしては高い率で回収されました。

回答からは、豊かな山・川・海に囲まれた現地の生活の中でも、とくに海やサンゴへの関心の高い結果となりましたが、山や砂浜もそれに近い回答数を得ており、島民の方が、海と山、いずれも大切に感じている意識が伺えます。

また環境問題への関心ごととしては、赤土問題への課題意識が圧倒的なトップとなりました。久米島応援プロジェクトを知っている人の数も、全体の約半数に上り、これまでプロジェクトが取り組んできた流出防止のグリーンベルトやサトウキビの植付けシーズンの転換などの取組みも、過半数の方に認知されているという嬉しい結果になりました。

久米島では今、役場・学校・保全団体らが互いに協力して、地元独自での赤土対策活動が始まりつつあります。地域のかけがえのない自然を守ってゆくため、このような地域主体の取組みが、他の地域にも拡大していくことを期待しています。

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自然保護室 国内グループ所属
権田 雅之

南西諸島プロジェクトを担当。陸域での取り組みを行なっています。

亜熱帯に属する琉球列島の島々で、アマミノクロウサギをはじめ希少生物やその生息地の保全に、地域の方々と共に取り組んでいます。問題と地域社会の変革は、国外の他の島々でも同じような問題と解決の縮図。次の一手は東南アジアの島々や地域への拡大もありや。

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