こいつは何者!?スマトラ珍獣録


これは何者!? レンズが捉えた謎の動物、といったところ。
この写真は先日、インドネシアはスマトラ南部のバリサン・セラタン国立公園に出張で行ってきたスタッフから「お土産」にもらいました。

現地の森で、WWFインドネシアのスタッフたちが、自動カメラを使った調査で撮影したもので、実にさまざまな動物の姿が写っていました。

人がレンズを構えて撮った写真と違い、赤外線センサーの前を何かが通ると、とにかくシャッターを切る、という代物で、構図もピントもひっちゃかめっちゃか。

が、それがまた何とも言えぬ自然の森の中、野生らしさを醸し出していて(?)、何ともいえず、よろしい。

識別も容易でなく、謎の動物が写っている!?かと思いきや、しっかりカメラ目線のトラや、求愛行動をしているセイラン!が写っているなど、思わぬヒットもあります。

また、ゾウなどは大きすぎて脚とお腹しか写ってなかったり、接近しすぎて顔だけ大写しになったバクやサルが出てくるなど、全く退屈しません。

などといって、喜んでいたら、

最後にショッキングな写真がありました。森の中を歩く人間の写真。現地に行ったスタッフいわく「これは密猟者だ」そうです。

これだけの生きものたちがいる場所に、密猟者も入り込んでいる森の現状。バリサン・セラタン国立公園は、スマトラでも比較的保全活動が安定している場所ですが、課題はまだ尽きません。

この調査で撮られた写真たちもそうですが、今行なわれている現地での活動は、日本の個人や企業の皆さまからのご支援により行なわれています。

この場をお借りして、お礼を申し上げますと共に、これからもこの森を守る取り組みを続けてゆきますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします!(広報担当 三間)

  

  • 2011~2012年に行なわれたこの調査は、トヨタ環境活動助成プログラムおよび、一般の個人・企業の皆さまからWWFジャパンにお寄せいただいた寄付を基に実施されました。

最も識別に苦戦したのはコレ。正体はブタバナアナグマ

ブタオザル。近すぎる。絶対にカメラをいじってる

やはり大きい!森の王様スマトラゾウ

密猟者。動物たちと同じ道を歩いている

自然保護室 次長
三間 淳吉

森、海、気候、野生生物、さまざまな活動をサポートしています。

虫を追いかけ40年。鳥を追いかけ30年。生きものの魅力に触れたことがきっかけで、気が付けばこの20年は、環境問題を追いかけていました。自然を壊すのは人。守ろうとするのも人。生きものたちの生きざまに学びながら、謙虚な気持ちで自然を未来に引き継いでいきたいと思っています。

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