食卓から地球へ 10月16日は世界食料デー


エコロジカル・フットプリント担当の清野です。

10月16日は世界食料デー、10月は世界の食料問題を考える月間です。

毎日、食卓であたりまえのようにいただく肉、魚、野菜、果物、穀物。これらは作られ、運ばれ、加工され、消費される過程で、自然に大きな影響を与えています。

たとえば、農地開拓のための森林伐採や、湖や川の水の過剰な利用、魚の獲りすぎなど。いまや食料の生産は生物多様性を劣化させる最大の原因のひとつとなっています。

また、食べものを捨てる食品ロスも世界的な課題です。毎年、世界全体で生産された食料の三分の一、13億トンが捨てられています。

もちろん、捨てた食料の生産、運搬、販売に使った電力やガソリン、水などの資源もすべてムダに!

人間の消費が地球環境にかけている負荷を測る指標「エコロジカル・フットプリント」を調べると、この人間の「食」によって生じている地球環境への負荷は、フットプリント全体の27%と最大です。

さらにその4分の1は食品ロスによるものです。

環境破壊が進み、世界人口の9人に1人(8億人)が満足に食べられない状況の中で、深刻な問題と言わねばなりません。

そこで先日、私たちは、地球の恵みである食べものの大切さと、環境負荷の問題を考えてもらうため、横浜市資源循環局と協働で紙芝居「おひさまトマトのトマゴロウ」を制作しました。

食品ロスを抑えるには?クリックすると拡大します

主人公は捨てられそうになった1個のトマト。

そこから私たちが消費を通じて、食料の生産や地球環境とのつながりを考えてもらう内容です。

経済大国である日本が、世界の環境にかけている負担は、決して小さくはありません。

世界食料デーの今日、ぜひこうしたことをご一緒に考えていただければと思います。

トマゴロウの紙芝居。オリジナルのトマトスープのレシピも紹介しています。

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企画管理室
清野 比咲子

深海生物や昆虫など人間には思いつかない生きものを知るたびに仕事への意欲をキープしています。ワシントン条約会議で世界の人々の真剣な議論を目の当たりにし、自然保護の醍醐味を味わいました。いまは、地球にダメージを与えない新たな時代の暮らし方を模索し、「環境なくして経済なし」と言い続けています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

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