この木はな~んだ?「いろいろ積み木」の魅力



植物の専門家でも何でもないのですが、私の父が少々変わり者?で、木の葉や幹で大概の種類を見分ける特技を持っています。

それだけならまだしも、製材された木材や木製の小物を見ても、木目や色合いで「これは何の木」「あれは何の木」とくる。

長年の山歩きと日曜大工の経験で分かるらしいのですが、毎度ながらこれには驚かされます。

そこで以前、孫のために「いろんな木で積み木を作ってよ」と、冗談半分で頼んでみたところ、本当にそれを作ってきた(しかも木の説明つき)。

手作りなのに、20個積み上げても崩れないんだから、相当精密に作ってあるんでしょうけど、それもさることながら、さまざまな材が見せる表情や手触りには、新鮮な感動がありました。

同じサイズでも、匂いも違えば、重さも違う。

木という生きものの多様さが、文字通り手に取るようにわかります。また、人によって「これが好き」「私はこっちがいい」などと好みも違ってきます。

「これは売れるかもね!」などと家族で話しておりましたが、期せずしてその後、パンダショップでも同じような「いろいろ積み木」が販売されることになりました。

10種類の木で作った積み木のセット。

もちろん、すべて自然環境に配慮した木材生産を認証するFSCの認証材で、生産元の方にも深くこだわって作っていただいています。

都内でも大きな公園や雑木林のある場所は、今ちょうど紅葉が見ごろですが、この「いろいろ積み木」は、こうした木々が持つ、また違った魅力の一面を感じさせてくれます。

小さなお子さんがいるご家庭へのクリスマスやお正月用のプレゼントにも、ぜひ!おすすめしたいひと品です。(広報室:三間)


▼関連リンク▼

紅葉まっただなかの雑木林の散策は、楽しいものです。

パンダショップの「いろいろ積み木」。ひとつひとつに木の名前が書かれています。

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自然保護室(コンサベーションコミュニケーション グループ長)
三間 淳吉

学士(芸術学)。事務局でのボランティアを経て、1997年から広報スタッフとして活動に参加。国内外の環境問題と、保全活動の動向・変遷を追いつつ、各種出版物、ウェブサイト、SNSなどの編集や制作、運用管理を担当。これまで100種以上の世界の絶滅危惧種について記事を執筆。「人と自然のかかわり方」の探求は、ライフワークの一つ。

虫や鳥、魚たちの姿を追って45年。生きものの魅力に触れたことがきっかけで、気が付けばこの30年は、環境問題を追いかけていました。自然を壊すのは人。守ろうとするのも人。生きものたちの生きざまに学びながら、謙虚な気持ちで自然を未来に引き継いでいきたいと願っています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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