ゴロンゴーザが教えてくれること
2026/11/06
毎年11月6日は、国連が定めた「戦争と武力紛争による環境搾取防止のための国際デー」です。
今も世界の各地で戦争や紛争が続いています。争いによって失われるのは人の命だけではありません。
その土地に息づく生きものたちや、長い年月をかけて育まれてきた自然、そしてそれを守るために傾けられてきた努力もまた、戦火によって傷つき、失われてしまいます。
アフリカ南東部のモザンビークにあるゴロンゴーザ国立公園も、そんな歴史を背負った場所のひとつ。
1977年から1992年まで続いた内戦によって、区域内にいた大型動物が90%以上減少するという、深刻な被害を受けました。

区域内に数千頭いたアフリカゾウは1994年にはおよそ100頭まで減少。ライオンなどの大型肉食動物もほとんど姿を消してしまいました。
しかし、ゴロンゴーザはそこから奇跡的な復活を遂げます。
2000年代以降、官民協働での大規模な復興プロジェクトを開始。
密猟対策や生息地の保全を行ないつつ、自然が本来持つ回復力を活かした保全活動が進められました。
その結果、野生動物の数は着実に回復。現在では多くの動物が再びこの地で暮らすようになり、ゴロンゴーザ国立公園は「自然復興の成功例」として世界的に注目される存在となっています。

2018年に再導入されたリカオンは、導入後も26匹の子どもが生まれるなど、着実に数を増やしています。
失われたものが元に戻るわけではありません。
ただ、ゴロンゴーザは、私たちにひとつの希望を与えてくれます。
それは、人々が力を合わせ、あきらめずに行動を続けることで、傷ついた自然を再びよみがえらせることができるということ。
復興しつつあるゴロンゴーザの姿は、WWFジャパンの顧問で、動物写真家の岩合光昭さんによって撮影され、その一部が『2027 岩合光昭カレンダー』に収録されています。
ゴロンゴーザの自然や動物たちの姿を通して、この地が歩んできた歴史と、地球の未来に思いを馳せてみませんか。
『2027 岩合光昭カレンダー』は、WWFの公式オンラインショップ「PANDA SHOP」にて取り扱っています。
商品ページはこちら:https://shop.wwf.or.jp/products/iwagocalendar

