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沖縄の八重山諸島にも軽石が漂着


石垣島の白保より、小林です。
全国的な話題となっている、軽石の問題。

最近になって、石垣島や西表島など沖縄の八重山諸島の海岸にも、この軽石が漂着するようになりました。

八重山諸島ででも海で仕事をされている漁業者の方や観光事業者をはじめ、生活に影響を受けている方、気にしておられる方は少なくありません。一日も早い収束を願っています。

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軽石はまた、自然環境にも影響を及ぼすことも考えられます。

たとえば、海面を覆った軽石が海底に届くはずの光を遮り、サンゴや海草などの生息・生育に影響を及ぼしたり、魚などが飲み込んでしまったり、浅瀬でこうした生きものに直接接触することで傷つけたりする可能性です。

それでも、軽石自体はあくまで海底火山という「自然現象」によるもの。

その影響も、人為的な行為によって船から流出し、何十年も環境中に残ってしまうような、重油などによる汚染などとは異なり、自然に解消することが期待できるものです。

軽石が自然にどのような影響を及ぼすのか。
まだ十分な情報はなく、サンゴなどが深刻な被害を受けている、という報告もありませんが、長期化する可能性はあるかもしれません。

今すぐに自然保護という観点で活動する予定はありませんが、今後も情報の収集につとめながら、特に重要な自然がのこる海域に、深刻な影響が出ないか、注視していきたいと思います。

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サンゴ礁保護研究センター センター長
小林 俊介

修士(動物学・京都大学)
京都大学在学時にボルネオ島での野生動物の行動学を専攻。ボルネオの豊かな生物層の魅力を知るとともに農園開発などの環境課題の大きさを実感する。2013年にWWFに入局。ボルネオ島での絶滅危惧種保全、持続可能な森林・農園管理、ESDなどの活動を担当。2018年より現職、南西諸島でのサンゴ礁保全の活動に従事。

子供のころからの動物好きが高じて、東南アジアでの野生動物の研究に携わった後、WWFへ。森林関連の仕事に従事した後、石垣島白保の担当に。地域の声を大切にしながら、豊かな南西諸島の自然を守っていけるよう、微力ながら尽力します。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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