おめでとう!「トンボ自然公園」30年


草刈です。
先日、高知新聞にとても嬉しいニュースが掲載されました

設立されて今年で30年目を迎えた、高知県の「トンボ自然公園」の運営団体である公益社団法人「トンボと自然を考える会」(酒井泰一会長)が、第23回高新大賞を受賞した、というのです。

記事でもご紹介していただいていますが、この「トンボ自然公園」の設立には、私たちWWFジャパンも微力ながら協力をさせていただきました。

「トンボと自然を考える会」を立ち上げた杉村光俊さんが、開発によって次々と失われるトンボの生きる自然を守るために始めた、休耕田のトラスト運動に参加し、土地の購入を支援したのです。

その後、杉村さんを中心に、多くの地元の方々が、30年あまりにわたり、公園の整備と保全、さらに現地の自然を舞台にした環境教育活動に、熱心に努めてこられました。

私もこの公園が設立された当時の1985年以降、何度か現地に行かせていただき、トンボの生きる水辺を作るための田んぼの掘り起こしに参加させてもらったのが、懐かしく思い出されます。

当時のWWFジャパンの会報誌。
トンボ公園の取り組みを報告しています

「トンボと自然を考える会」が受賞された高新大賞は、県内で優れた活動を行なう団体に贈られるものだそうで、今回は、県内の自然保護活動の先駆けとしての取り組みが評価されたとのこと。

また、この「トンボ自然公園」は、全国各地に現在あるトンボ公園や、トンボの水辺を守っている場所にとっても、先駆的な活動であり、これが認められたのは、本当に嬉しいことです!

地道な取り組みではありますが、地域の人たちが主体となって、貴重な生物多様性を守り、人と自然の共生を訴え続ける、というのは、私たちWWFの活動の理念とまったく同じです。

これからも是非、トンボとその自然のために、素晴らしい活動を続けていっていただければと思います。

「トンボと自然を考える会」の皆さん、おめでとうございます!

トンボの幼虫ヤゴの抜け殻。
トンボは水と陸の自然をつなぐ生きものの代表です

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自然保護室 国内グループ所属
草刈 秀紀

日本の自然保護にかかわる法制度の改善をめざす取り組みを行なっています。

子どもの頃から動物が好きで、農業者でもないのに農業高校の畜産科に行き、上京して大学時代に多くの自然団体の会員になりました。野生のエルザのゲームワーデンにあこがれ、32年前に職員になりました。最近は、永田町を徘徊しています。

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