温暖化のない未来への願いをダンスに託して(動画あり)


アフリカのモロッコ、国連気候変動会議COP22の開かれているマラケシュより、温暖化担当の小西です。

マラケシュの新市街にあるCOP22の会議場では、土曜日の今日も、温暖化防止のための世界の新しい約束「パリ協定」のルールづくりが行なわれています。

一方、少し離れた旧市街では、再生可能エネルギー100%の未来の実現を求める人たちによるパフォーマンスが行なわれました。

このイベントは、気候変動問題に取り組む世界1100団体が加盟するCANインターナショナルと、カナダの「国境なき舞踊団」、そしてマラケシュの若者たちによって企画されたものです。

1000年の歴史と、北アフリカ最大の面積をもつマラケシュの旧市街は、世界遺産に登録されています。

その中心にあるジャマ・エル・フナ広場は、つねに人が行き交い、夜には屋台で埋め尽くされ、祝祭の場にもなることで知られています。

旧市街のジャマ・エル・フナ広場

その一角に、温暖化のない未来を願う人々が、その願いをダンスで表現しようと集まりました。

そして、スティングの名曲「デザート・ローズ」に合わせて踊り始めると、広場にいあわせた地元の人たちや外国人観光客たちが、自然とダンスの輪に加わりました。

気候変動の解決を求める多くの思い。

そのエネルギーは、広場を超えて、大きく広がっていくようでした。

イベントはインターネットなどで参加者を呼びかけてパフォーマンスを行ない、終了と同時に解散するフラッシュモブの様式で行なわれました。

温暖化を防ぐ取り組みは、国連の会議場だけで行なわれるのではありません。

世界各地では、未来に危機感を抱く多くの市民が、さまざまな取り組みを続けてきたのです。

その流れは、これからも変わることなく、各国のリーダーたちによる国際交渉を、強く後押ししていくことでしょう。

この広場に集まった人たちもまた、「パリ協定」の立役者なのだと、あらためて思ったひと時でした。

イベントに参加したたくさんの人たち。国境を越えた意識のつながりが大きなうねりを生み出しています。

関連情報

現地より動画配信中!

COP22会場より、WWFジャパンのスタッフが現地の様子をお届けしています。

この記事をシェアする

自然保護室所属 気候変動・エネルギーグループ所属
小西 雅子

国連交渉や国内政策提言に従事。近年は気象予報士として予測できる電源である再生可能エネルギーの拡大に強い関心。

世界197か国が温暖化対策を実施する!と決意して2015年に国連で合意された「パリ協定」の成立には感動しました!今や温暖化対策の担い手は各国政府だけではなく、企業や自治体・投資家・それに市民です。「変わる世の中」を応援することが好きな小西です♪

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP