横浜の女王の足元には


先日、アースアワーのイベントが行なわれた桜木町駅前から汽車道を通って、海を見ながら15分。

横浜三塔のひとつ、クイーンの塔が見えてきます。

その足元に何があるかご存知ですか? そう、横浜税関です。

そして、この税関には「クイーンの広場」と呼ばれる資料展示室があります。

展示室の入り口。アクセスの良さと入口にいるカスタム君の人気から(?)年間7万人もの入場者があるとのこと。

この展示室が、先ごろリニューアルされました!

海外との水際をあずかる税関。

そのひざ元にあるこの展示室では、横浜税関の歴史、建築デザインの変遷や、税関職員の仕事を、展示やビデオで紹介しています。

また、密輸の手口や規制対象品の紹介、塗り絵もできるキッズコーナーなどが設けられているほか、各展示にはQRコードがついていて、スマートフォンがあれば、日本語、英語、中国語でより詳しい説明が読める工夫がされています。

リニューアルした展示室。中にはいるとなんだかふんわり木の香り。以前より明るくなって見易くなったように感じます。休日の午後、大人から小学生まで、次々にやって来ては、熱心にまた珍しそうに展示品を見ていました。

もちろん、野生生物の国際取引を規制する「ワシントン条約」も、展示の大きなテーマの一つ。

輸入規制の対象品として、カンムリワシやイグアナのはく製、象牙やワニ革製品などが展示され、私たちTRAFFICが作成した条約についてのパネルも貼られています。

職員の方に伺ったところ、特に人気なのは、偽ブランド品と本物を並べてどちらが正規品か考えるコーナーだそうですが、ワシントン条約のコーナーも、多くの方に見ていただけるように、良いアイデアを提案したいと思います。

ワシントン条約についての展示

ちなみにこの展示室の職員さんは、元・税関の職員とのことで、展示に関することのみならず、税関でのお仕事についてもいろいろお詳しいようでした。

春休み、横浜に行く機会があったら、ぜひクイーンの広場に立ち寄って、お話を聞いてみてくださいね。(トラフィック 若尾)

関連記事

関連サイト

この記事をシェアする

森林・野生生物室 野生生物グループ TRAFFIC
若尾 慶子

修士(筑波大学大学院・環境科学)
一級小型船舶操縦免許、知的財産管理技能士2級、高圧ガス販売主任者、登録販売者。
医療機器商社、海外青年協力隊を経て2014年入局。
TRAFFICでペット取引される両生類・爬虫類の調査や政策提言を実施。淡水プロジェクトのコミュニケーション、助成金担当を行い、2021年より野生生物グループ及びTRAFFICでペットプロジェクトを担当。
「南西諸島固有の両生類・爬虫類のペット取引(TRAFFIC、2018)」「SDGsと環境教育(学文社、2017)」

子供の頃から生き物に興味があり、大人になってからは動物園でドーセントのボランティアをしていました。生き物に関わる仕事を本業にしたいと医療機器業界からWWFへ転身!ヒトと自然が調和できる世界を本気で目指す賛同者を増やしたいと願う酒&猫好きです。今、もっとも気がかりな動物はオガサワラカワラヒワ。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP