[COP10関連] 食べて考える、第2回「外来種ワークショップ」
2010/10/21
草刈です。
朝から真夜中まで続く過酷なCOP10会議場の中、今日の夕刻に開かれたワークショップで、ユニークなサービスが振舞われました。
参加者の皆さんがかぶりついているのは、なんと「ブラックバス・バーガー」!
環境省が主催したこのサイドイベントは、外来生物の現状を学習するワークショップ企画で、バス・バーガーの効果もあってか、大入り満員。
話題のブラックバスについては、琵琶湖の現状について琵琶湖博物館の中井克樹さんが紹介し、同じく外来種のセイヨウオオマルハナバチやアリ類の問題を、国立環境研究所の五箇公一さんが話しました。
私も飛び入りでスベシャルスピーカーとして参加、WWFが開発した外来種普及啓発教材、「ピンチくん」を紹介しました。
生物多様性条約の締約国会議の会場で、日本の外来生物の現状を報告されたのは、初めてのケースだと思います。
今日は本会議場でも、外来生物をテーマとした議論がありましたので、参加者の関心も高く、皆さん興味深く話を聞いていました。
生物多様性条約に加盟している国でも、「外来生物法」を独自に作って、対策を行なっている国は、まだ多くありません。
今回のワークショップを受けて、外来生物対策の先進国になろう!という国が出てくることを期待したいと思います!