どうなる?京都議定書の第2約束期間「スクール・ダーバン」を開講
2011/08/19
温暖化担当の小西です。
先週、WWFジャパン事務局で、「スクール・ダーバン」を開催しました。これはジャーナリスト向けに私たちが定期的に開催している、地球温暖化防止についての勉強会で、年末に南アフリカで開かれるCOP17(ダーバン会議)に向けた、情報発信を目的としたものです。
COP17のポイントの一つに、京都議定書の第2約束期間の話があります。ところが日本はこの期間の数値目標を掲げることに反対し続けてきました。日本はこのまま、自らの名前のついた国際協定である京都議定書を否定するのでしょうか?
今回の勉強会では、国際法の第一人者高村ゆかり先生を講師に迎え、しっかりと「京都議定書の第2約束期間を否定する意味」について学び、ダーバンにおいて世界が合意しうる最終的な結果の形(一つの協定、二つの協定、COP決定、あるいはマンデートの合意などなど)を展望し、日本が「全面否定」のほかに、どのようなオプションをとりうるのかを考えました。
COP17は、「京都議定書」に続く、温暖化の国際協定を決めるべき、大事な会議でもあります。
勉強会の資料を、近々下のページにアップしますので、ご関心をお持ちの方は、ぜひ覗いてみてください!
- もし「こういう話は難しすぎる!」という方は、基本編として『地球温暖化の最前線』岩波ジュニア新書を読んでみてください。(拙著の宣伝です、すみません! )