伊豆沼の夜明け


自然保護室の前川です。
先日、宮城県栗原市の伊豆沼を訪ねてきました。

ここは、ラムサール条約にも登録された、国際的に認められた保護湿地。

マガン、オオハクチョウ、カモ類などの越冬地であり、とりわけ日の出と共に一斉に飛び立つマガンの群れは有名です。

朝日をバックにマガンが飛び立つ壮大な光景を見ようと、夜が明ける前から多くのバードウォッチャーや観光客が訪れます。

この日も沼の西側に、50人ほどが集まっていました。

夜空が白みはじめると、ガンたちの動きは一層活発になり、鳴き交わす声で沼は賑やかになってきます。

突如、何か合図があったかのように、第一陣が飛び立ちます。ざざざ~ というマガンの羽音が響き渡ります。

ガンたちは十数羽の群れに分かれ、カギになりサオになり、独特の編隊を組んで、エサ場となる田んぼを目指して、西の方角へと飛び去っていきます。

この日は運良く天候にも恵まれ、朝焼けや湖面に浮かぶ朝靄など、幻想的な光景を目にすることが出来ました。

マガンの飛び立ちは2月までが見頃といいます。

機会があれば、皆さんも是非立ち寄ってみてください。

 

20111122a.jpg
20111122b.jpg
20111122c.jpg

 

この記事をシェアする

WWFジャパン海洋水産グループ グループ長
前川 聡

修士(動物学・北海道大学)
渡り性水鳥の全国調査および国際保全プログラムのコーディネーター業務、WWFサンゴ礁保護研究センター(沖縄県石垣島)での住民参加型の環境調査および普及啓発業務、海洋保護区の設定および管理状況の評価業務等に従事後、2011年より東日本大震災復興支援プロジェクトと水産エコラベルの普及および取得支援に携わる。養殖業成長産業化推進協議会委員。

日本各地の漁師町を訪ねては、持続的な養殖や漁業の推進のために関係者の方々と話し合いをしています。道すがら、普段はなかなか見ることができない風景や鳥を見つけては、一人ほくそえんでいます。もちろん、新鮮な魚介とお酒も! 健康診断の数値が気になるAround Fifty

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP